最終更新日:2019年11月14日
「工場関連でよく耳にする5Sってなんのこと？」「5Sの意味がよくわからない…」など、工場の5Sについて疑問を抱えている方はいらっしゃいませんか？
一部では常識となっているワードですが、まだまだ認知度は低いのが現状です。そこで、今回は工場の５Sについて解説します。ワードの意味について、本ページでチェックしておきましょう。
この記事の監修者
株式会社澤村(SAWAMURA)
山々に囲まれ、琵琶湖を臨む滋賀県高島市。
株式会社澤村は1950年の創業以来、地域とともに歩みながら、信頼・実績・技術を受け継いできました。
現在、フィールドは滋賀・京都・福井まで広がり、130名を超えるスタッフと共に、設計・施工の一貫体制でお客さまのご要望にお応えしています。
本コラムは株式会社澤村が運営する工場建築・倉庫建築に関するお役立ちコラムです。
工場の「5S」の意味とは
工場の5Sは、5つの意味があり、それぞれの頭文字の「S」からきたワードです。
具体的に5つの意味について見ていきましょう。
整理
工場であれば「整理」が重要であると考えられています。
商品や廃材、資材など様々なモノで溢れかえらないよう、徹底的に整理整頓として管理しなければなりません。
また、「モノ」だけでは「コト」も整理として分類されることがあります。例えば、一つの工程を外注するといったことは整理として考えられるのです。
整頓
作業効率を向上するうえで重要なのが「整頓」です。
作業に必要な道具などを「どこに置くか」「どのように保管するか」などは工場であればしっかりと決めておきたいルールでしょう。
清掃
工場内の掃除をはじめ、機械類の清掃・メンテナンスなど、工場は清掃が必要な場所が多いです。特に、機械類は作業に大きく関わるものであり、万が一汚れなどで不備が発生してしまったら、作業が滞ってしまいます。
快適な環境で作業するため、そして機械類の寿命を縮めないためにも、清掃をしなければなりません。
清潔
工場は「清潔さ」にも意識を向ける必要があります。上記の「清掃」でも触れたとおり、機器類の寿命を縮めないためにもしっかりとメンテナンスをしなければなりません。また、快適に作業をするためには、そもそも作業場所が快適である必要があります。
また、商品の衛生面にも関わることですから、工場は常に清潔な状態を維持しておくことが大切です。
しつけ
「しつけ」というと、子供やペットなどに対する指導をイメージする方がほとんどであるでしょう。しかし、工場でいう「しつけ」とは、上記4つのポイントをしっかりと守るという意味でのしつけです。
おわりに
今回は、工場の5Sについてご紹介しました。上記の通り、工場で必要な要素5つの「S」から、「5S」というルールが生まれています。
ずさんな体制は工場の信頼にも関わるため、5Sについて理解を深め、正しい工場のあり方について考えてみてください。
