最終更新日:2023年12月06日
お洒落なカフェやレストランの中にはテラス席があるお店も多いです。
実はこのテラス席は届出が必要なことをご存知ですか?飲食店を開業する際には気を付けておきたいです。
ここではテラス席を設置する際に気を付けておきたいポイントをまとめてみましょう。
テラス席付きの飲食店は開業時の届け出が必要となる
テラス席付きの飲食店を開業する場合、飲食店の営業許可だけではなく、テラス席を設置するための届け出を別途提出しなければなりません。
テラス席を設けた飲食店では、保健所に「屋外客席設置届」を提出します。
新規開業するお店はもちろんですが、開業済みのお店においても、その後にテラス席を追加する場合届出が必要となります。
屋外にあるテラス席は屋内の席とは違い、気候の影響を受けやすいです。
また壁に囲まれていないテラス席においては、騒音トラブルなどを招く恐れもあるので気を付けなければなりません。
客席の声が近隣住民の生活の支障をきたす可能性もあるので、その点はしっかりと配慮しなければなりません。
飲食店にテラス席を設置する際の気を付けておきたいポイントとは?
飲食的にテラス席を設ける場合、保健所に届出を提出するだけではなく、店内以上に安全性に考慮する必用があります。
もしも設置ルールが守られていないテラス席の場合は、届出が受理されないので、自治体の保健所で屋外客席の設置ルールをしっかりと把握しておく必要があります。
テラス席の設置条件の1つとしては、テラス席の座席数は店内よりも少ないことがあります。
テラス席の規模は店内の客席以下に留めなければならず、テラス席の座席数を減らすことで緊急時に店舗にお客さんを避難させることができます。
またお店とテラス席が隣り合っていることも条件となります。
店舗から離れた場所、道路を挟んだ向かい側にテラス席があるというのは許可されません。
屋外では不特定多数の人が行き来するため、テラス席の境界を区画することも重要です。
どこまでがお店のテラス席なのかを、ポールや植木などでしっかりと区画するようにしましょう。
テラス席を設置する際に配慮するとよいデザインとは?
テラス席は暑さ、寒さの影響を受けやすいので、暑さ・寒さ対策は万全にしましょう。
寒さ対策は屋外用業務用ガスストーブなどを取り入れるのがよいでしょう。
暑さ対策としては日よけ用シェードやミストシャワーなどがあります。
また雨が降った時でも快適に利用できるようなシェードやパラソルを設置した快適なテラス席がおすすめです。
さらにテラス席を設置する場所が人や車の交通量が多い場合、ゆっくり寛ぐことができません。
車や人の通行量が多すぎないかはしっかりと確認しておきたいです。