最終更新日:2018年02月09日
フォークリフトの事故を防止したい
重い荷物を一気に運ぶことのできるフォークリフトの導入は、効率的な倉庫運営をする上多くの事業主が検討を行います。
しかし大変便利なフォークリフトには、接触事故などのトラブルが起こりやすいという意外と知られていない難点もあるのです。
今回は、フォークリフトの事故防止に欠かせない安全対策について、事業主の皆さんと一緒により良い方法を考えていきます。
フォークリフトが引き起こしやすい事故の種類とは?
フォークリフトの引き起こす事故には、大きく分けて荷崩れ・接触・転倒の3種類があります。
リフトのパレットから荷物が崩れ落ちれば当然、お客様の大事な品物や外箱などに大きな傷や破損が生じます。
これに対してバランスを崩したリフトの転倒や、人や品物との接触事故の場合は、道路上で起こる交通事故と同じようにケガ人が出ることもあるのです。
どうしてフォークリフトは事故を起こしやすいの?
道路上を走行する自動車と比べて遥かに小回りのきくフォークリフトは、入り組んだ工場倉庫内で作業をする車です。
一般の車道と違って交通ルールのない倉庫内では、人・フォークリフトともに予期せぬトラブルが生じやすい実態があります。
また最大積載荷重が1トン未満のフォークリフトは、特別教育だけの義務付けとなりますので、フォークリフト運転技能講習が欠かせない1トン以上の大型よりも遥かに事故やトラブルが多い実態があるようです。
フォークリフトの接触事故防止に欠かせない距離感
フォークリフトと人、品物が接触するトラブルを防ぐためには、相互の動線をしっかり分けて距離感を保つ心掛けが必要です。
例えば、倉庫内の床にテープを貼って「人が歩く場所」と「フォークリフトが通行する場所」をしっかり分けるだけでも、接触事故などのトラブルは生じにくくなります。
また安全講習や自主点検といった取り組みも、事故防止には欠かせない存在となるようです。
フォークリフトに適した床塗装を行う
フォークリフトの転倒防止やスムーズな走行を行うためには、耐久性の非常に高いエポキシ系や水性硬質ウレタン系と呼ばれる材質を使った床塗装も大変おすすめです。
適材適所の床塗装を行なっている倉庫では、フォークリフトだけでなく作業者の転倒などのトラブルも起こりにくくなります。
将来的なフォークリフト導入に向けて事故防止に繋がる倉庫設計を考えている事業主の方は、工場倉庫の設計施工を得意とする澤村にぜひご相談ください。