最終更新日:2018年09月26日
この記事の監修者
株式会社澤村(SAWAMURA)
山々に囲まれ、琵琶湖を臨む滋賀県高島市。
株式会社澤村は1950年の創業以来、地域とともに歩みながら、信頼・実績・技術を受け継いできました。
現在、フィールドは滋賀・京都・福井まで広がり、130名を超えるスタッフと共に、設計・施工の一貫体制でお客さまのご要望にお応えしています。
本コラムは株式会社澤村が運営する工場建築・倉庫建築に関するお役立ちコラムです。
工場の自動化で得られる恩恵1 人件費の削減
工場におけるロボット導入で得られる最大のメリットは、人件費の削減ができるということです。
古い時代から日本国内で製造業を営む企業の中には、人件費の高騰により、安く従業員を雇えるアジア各国に工場を移そうと考えるところも増えつつあります。
こうした状況下でロボットによる工場の自動化をおこなうと、輸送などの部分でもリスクの高い海外にわざわざ製造現場を置かなくても、日本国内で安定的な事業がしやすくなるのです。
工場の自動化で得られる恩恵2 原価計算がしやすくなる
生産ラインに導入されるロボットには、人間のように疲労や病気にならず、安定的に製造ができるメリットもあります。
そのため、工場内の全自動化に成功した企業では、「一定期間内にどれだけの品物をつくれるか？」といった予測が立てやすくなります。
また疲労によるミスなども起こさないロボットを使った場合、品質の安定により多くの商品を出荷できる好循環も生まれるようです。
工場の自動化で得られる恩恵3 人間ならではのトラブルが少なくなる
人間ではないロボットを使った場合、労働基準法などにより残業時間や労働時間の部分で気を遣う必要もなくなります。
また多くの従業員を雇う現場では、近頃社会を騒がせているパワーハラスメントやセクハラなども起こりやすい実態もありますので、こうした諸問題による訴訟トラブルなどと無縁になるといった意味でも、事業主の皆さんの精神的な負担を軽減できる利点もあると言えそうです。
工場の自動化で得られる恩恵4 採用や育成コストも削減できる
人を雇わないということは、採用活動や人材育成にかかる経費の削減もできる形となります。
多くの会社が毎年おこなう採用活動には、「自社の求める人材がくるかわからない」「入社してもすぐに辞めてしまう場合もある」といった不安要素が非常に多い実態があります。
また人材育成についても、教育担当者の教え方や本人のモチベーションによっても成長度合いが異なる実態がありますので、こうした数々の不透明要素がなくなるといった意味でも、ロボットによる自動化は企業におけるさまざまな問題を解消してくれると言えそうです。
工場の自動化によるデメリットはない？
生産現場にロボットを導入するときには、普通の工場運営では考えられないほどのお金がかかります。
また人間ではないロボットに対しても定期的な点検や修理、メンテナンスといった費用はかかる形となりますので、初期投資さえすれば全て完結するというわけではないことも頭に入れておくようにしてください。
また工場に自動化におけるメリット・デメリットで悩んだときには、製造現場の設計施工実績の豊富な建設工事会社に相談をするのもおすすめとなります。
