最終更新日:2019年08月28日
倉庫や工場にも寿命があります。
建物を立てた時の状態のまま、何の修繕もしていない…ということはありませんか?
倉庫や工場などの事業用物件に関しては、改善や修復が必要でもついつい後回しにしてしまいがち。
ここでは倉庫や工場の劣化を防ぐための、物件の寿命を延ばす適切な修繕方法についてまとめてみましょう。
なぜ修繕が必要なの?その目的とは?
倉庫や工場だけではなく、建物には修繕が必要となります。
時間の経過によって経年劣化や自然現象に耐えることによる物理的劣化、老朽化によって内部の機能、使用目的の変更が建物には起こります。
劣化は徐々に進行していくため、日常的に使用していると分かりにくく、気づいた時には大幅な修繕が必要となるでしょう。
修繕の目的は、劣化や変更に対しての建物の状態を維持してより長期的に建物を利用することです。
台風、竜巻、豪雨、突風、地震などの自然災害や火災などの人為的災害に対して、事前の修繕によって建物の安全性を確保しておく必要があるのです。
適切な修繕方法とは?
修繕にはいくつかの方法があり、外部に晒される外装と、内側の内装があります。
安全性から求められる修繕としては、建物の骨組み、構造の修繕などもあるでしょう。
これは耐震性、耐久性など建物全体の維持と持続のために必要となる修繕です。
そのほか、建築設備と呼ばれる細部に関わる修繕も重要になります。
建築設備は建物にとっては切り離せない関係で、電気設備、電動シャッター、上下水道設備、リフトなどの建物に必要な設備に対する修繕です。
外装と内装の修繕
外装材は自然現象から内部環境を守る重要な働きがあります。
外部の影響を受ける外装は劣化速度が他の部位に比べて早く、建築設備を除いて建物の中で最も必要となる修繕です。
その中でも、倉庫、工場に関わる修繕は屋根や外壁です。
屋根の修繕では屋根塗装の塗りなおし、防水処理、部位の交換などがあり、外壁の修繕では外壁の張り直し、塗り直し、ひび割れ修繕、防水処理などがあります。
内装の修繕に関しては、内壁の修繕、建具の修繕、機能・用途の修繕などが主です。
内部での作業で内装材が汚れたり、傷んだりすることが工場では多いです。
内装材の修繕は、外壁材とほとんど変わりません。
外装も内装も、汚れの進行具合はどうか?塗装の剥がれ、剥離はないか?ひび割れはないか?などをチェックして修繕する必要があるかを確認するとよいでしょう。