最終更新日:2019年05月23日
最近ではオープンキッチンの飲食店が増えてきています。
厨房がお客さんに見えるだけでお店の印象はガラリと変わるでしょう。
ここでは飲食店をオープンキッチンにすることで得られるメリット、デメリットについてまとめてみましょう。
主流になりつつあるオープンキッチン
キッチンは飲食店にとって最も欠かせない設備であり、レイアウトの仕方によってお店のデザインや内装をガラリと変えて、おしゃれに演出してくれるでしょう。
特に最近では厨房が見える開放的なオープンキッチンが人気を集めています。
キッチンにはオープンキッチンとクローズドキッチンがあります。
クローズドキッチンは、リビングやダイニングとは別の部屋にキッチンが隔離して設置してあるのに対して、オープンキッチンは部屋の中に設置されたキッチンのことをいいます。
以前であれば飲食店や戸建て住宅などではクローズドキッチンが一般的でしたが、近年で人気を集めているのはオープンキッチンです。
オープンキッチンを飲食店で導入するメリットとは?
飲食店でオープンキッチンを利用するメリットはいくつもあります。
1つ目が、調理の様子をお客さんに見せてパフォーマンスとして活用できることです。
厨房から料理の香りや、調理音が聞こえればお客さんは演出として楽しむことができます。
調理の様子をパフォーマンスとして利用することでお客さんの満足度は高まるでしょう。
例えば仕上げフランベで立ち上がる炎、繊細な盛り付けなどをお客さんに見せることができれば、料理提供までの間も飽きずに待てるでしょう。
2つ目に、オープンキッチンにすることでお客さんが厨房を見ることができるため、従業員の士気が高まることです。
お客さんに見られていると意識することで、スタッフ自身のモチベーションにもつながりますし、衛生意識も高まります。
3つ目に、オープンキッチンはお客さんとのコミュニケーションがとりやすいです。
調理中にお客さんと会話をすることもできますし、実際に作っている料理人の顔を見ることもできます。
オープンキッチンはお客さんとのコミュニケーションがとりやすいでしょう。
オープンキッチンのデメリットとは?
オープンキッチンにするとメリットばかりが目立ちますが、もちろんデメリットもあります。
まずキッチン内部が全て見えてしまうことは、お店側からするとデメリットとなるでしょう。
お皿や調理器具などを乱雑に収納しておくこともできないため、効率よい収納が求められます。
またオープンキッチンはレイアウトにお金がかかることもあります。
特にクローズドキッチンをオープンキッチンに変更する場合、電気、水道、ガスなどの配線をやり直さなければならない場合もあるので気を付ける必要があるでしょう。
そのほか、調理中の汚れや匂いがフロア全体に広まってしまうので、そのあたりも配慮が必要になります。