最終更新日:2018年08月01日
相見積もり時にNGなこと1 他業者に見積書を見せてしまう
リノベーションの見積書は、施主と業者の打ち合わせによって作成した大事な資料とも言える存在です。
その専門店ならではの工法や材質なども詳しく書かれた見積書を他業者に見せる行為は、相見積もりという事情があってもマナー違反となります。
また相見積もり目的でさまざまな業者に見積書を見せているという事実が発覚した場合、自社のノウハウなどを守るために取引時に慎重な姿勢へとシフトされる可能性も出てくるため、注意が必要です。
こうした形で施主の身勝手な行動に業者側が不信感を抱いた場合、リノベーション工事にこだわる熱意なども激減すると捉えた方が良さそうです。
相見積もり時にNGなこと2 あまりにも多くの業者に問い合わせをする
リノベーション工事の相場を知る上で、相見積もりは非常に有効な方法と考えられます。
しかし下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる的な感覚であまりにも多くの専門店に問い合わせをすると、見積書を作るために多くの打ち合わせ時間が生じてしまう実態があるのです。
また打ち合わせのしすぎによって施主自身の時間的余裕がなくなると、相見積もりに欠かせない冷静な判断もしにくくなると言えるでしょう。
こうした注意点のある相見積もりの業者数は、多くとも3~5社ほどに抑えておくのが理想と考えられています。
相見積もり時にNGなこと3 見積り条件がバラバラ
リノベーションの見積もり依頼をする時には、必ず全ての業者に同条件の話をする必要もあります。
初めてのリノベーション工事で何の準備もしていない人の場合、建設設計業者のヒアリングに従う形で適当な条件を並べてしまう実態があります。
こうした方法でも、リノベーションの見積書を作ってもらうことは可能です。
しかしそれぞれの専門店で話した条件に一貫性がない場合、相見積もりによる価格比較をする意味がなくなってしまうと言えるでしょう。
リノベーションの見積りで業者に確認した方が良いこととは?
リノベーションの見積書の中で確認すべきなのは、下記3つの項目が中心となります。
・作成日付、押印、見積書の有効期間
・「一式」の内訳内容の確認
・施工全体の金額から見た諸経費の割合
現場監督費などの人件費や現場までの交通費、建材などの運搬費といった諸経費は、施工全体から見て8~22%に抑えるのが理想と考えられています。
そのため、この諸経費があまりにも多くこのバランスとは全く異なる業者の場合は、注意が必要だと言えるでしょう。
また一式という簡略化によって建材などの数量や単価などが全くわからない時には、担当者から内訳の説明を受けることも、賢い相見積もりのコツになると言えるでしょう。