住宅地エリアにある老朽工場は移転と建て替えどちらに適している?建て替えの手順と補助金・土地探しなど事前準備まで解説

最終更新日:2024年07月19日

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工場の老朽化は、多くの製造現場が直面する課題です。
今の工場で継続して操業することが難しくなった場合、移転と建て替えのどちらが良いのでしょうか。

このコラムでは、工場の建て替えのメリット、具体的な手順、移転を含めた事前準備について解説します。

住宅地にある老朽工場は建て替えするべきか?

工場の老朽化は、生産能力の低下やコストの増加など、さまざまな問題を引き起こします。
ここでは、工場の建て替えを迷った際に知っておきたいポイントをお伝えします。

SAWAMURAの工場・店舗・オフィス改修sawamura
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中古購入した倉庫の内部・外部改修

改修工事実績1,000件以上 ※2020年-2023年
創業70年余。SAWAMURAは多くの法人様に選ばれています

SAWAMURAは設計、工事、内装、外構、不動産、土木など様々な部門を持つ総合建設会社です。各部門のスタッフが、お客様のご要望に対して設計から施工、アフターメンテナンスまで一貫してお客様をサポートします。

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社員増を見据えたオフィス増築・外部改修

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工場内にオフィススペースを新設

この記事の監修者

株式会社澤村(SAWAMURA)

山々に囲まれ、琵琶湖を臨む滋賀県高島市。
株式会社澤村は1950年の創業以来、地域とともに歩みながら、信頼・実績・技術を受け継いできました。
現在、フィールドは滋賀・京都・福井まで広がり、130名を超えるスタッフと共に、設計・施工の一貫体制でお客さまのご要望にお応えしています。
本コラムは株式会社澤村が運営する工場建築・倉庫建築に関するお役立ちコラムです。

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目次

老朽化した工場が抱える問題点

老朽化した工場が抱える問題として代表的なのが、設備の非効率性による生産性の低下です。
この点は製品の価格面にも影響してくるため、早急に解決しなければなりません。

建物の老朽化による安全性の懸念や、エネルギー効率の悪さによるコストの増加も重大です。
こうした課題を抱えたまま操業を続けると、競合他社との競争力の低下にもつながります。

建て替え・移転を検討すべきタイミング

建て替え・移転すべきタイミングは企業運営の状況や現場の状態によって異なりますが、以下のようにいくつか目安はあります。

  • ・建築後30年以上経過している
  • ・年間修繕費が増加傾向にある
  • ・新しい生産設備の導入が困難になっている

こうした状況に当てはまるのであれば、建て替えや移転に向けて徐々に準備を始めても良いでしょう。

住宅地の老朽工場への建て替え・移転で懸念すべき問題とは?

住宅地の老朽工場の建て替え・移転を考える時には、「住宅地エリア」と「老朽化した工場」という2つのポイントからリスク分析などをする必要があります。

老朽化した工場は基本的に、「修繕をしてそのまま同じ施設を使い続ける」もしくは「移転をする」という2つの選択肢からいずれかを選ぶのが一般的です。

しかしこの工場が住宅地という特殊な環境に建てられている場合は、修繕もしくは移転によって生じるさまざまなリスクをイメージしておかなければなりません。

まず住宅地の中にポツンと建てられた工場には、生産設備の買い替えなどを検討していても、敷地面積を広げにくい問題があります。

また近隣に暮らす住民の多くがその工場で働いている場合は、マイカーがなければ通勤できないような環境への移転により人材面での問題が出てくる可能性は非常に高いと言えるでしょう。

こうした形で老朽化した古い工場への対応に立地環境が大きな影響をもたらすことを考えると、新築工事を行うときには事業拡大や老朽化といった将来的に生じる可能性の高い問題を想定しておく必要があると言えそうです。

おすすめは同一沿線の地価の安い工業団地内に工場の移転

このように多くの問題を抱えた工場においておすすめの選択肢となるのが、同一沿線の地価の安い工業団地内に工場の移転をするという方法です。

工場移転によって空いた土地は、マンション用地として効率よく売却ができます。

また同一沿線内であれば、今まで工場で働いていた徒歩通勤の従業員に対しても、駅からシャトルバスを出すなどの対応でより良い人材流出へのブレーキをかけやすいと言えそうです。

ちなみに工場の修繕や移転をする時には、今稼働しているラインを一時的に中断させるかといった判断も行う必要があります。

しかし同一沿線内にある場所に移転先となる新工場を建設すれば、旧工場で生産を続けながらも新しい体制で運営をしていく準備もスムーズにできると言えそうです。

またこうした形で納品数にも影響が出やすいラインを止める必要のある移転や改修工事を検討する場合は、早めに工場倉庫などの設計施工を得意とする専門店に相談をしておく必要があると言えるでしょう。

工場建て替え・移転実施のプロセス

工場の建て替えや移転は、慎重に計画し、確実に行うことが大切です。具体的にどのように進めるべきか、手順を紹介します。

現状分析と将来計画の策定

まずは、現在の生産量、コスト、従業員数などを精査しどのような工場にしたいのか明確にします。
同時に、将来的な事業計画と整合性が取れているかも確認しましょう。
例えば、生産量の増加や新製品の導入を計画している場合、それに対応できる設備や空間が必要です。
「生産効率を30%向上させる」「エネルギーコストを20%削減する」といった具体的な数値目標を設定しましょう。

建て替え計画の立案

次に、建て替えの計画を立案します。
まず予算を設定しますが、これには建物の規模や仕様、設備の内容を考慮する必要があります。
予算が決まったら、準備期間から完成までの具体的なスケジュールを立ててみてください。

また、工場の建築には建築確認申請や工場立地法に基づく届出など、各種許認可の手続きも必要となります。
このタイミングで「どのような手続きが必要なのか」「自社で手続きが必要か」を整理しておきましょう。

建て替え工事中の操業継続方法

工事中も生産を継続する方法はいくつかあります。
おおむね、以下の3つが選択肢となるでしょう。

  • ・工場を稼働させつつ段階的に建て替える
  • ・近隣に仮設工場を設置して操業を継続する
  • ・他社に生産を一時的に委託する

委託を行う場合、製造現場に自社の目が届かない場合もあります。
顧客の信頼を損ねないよう、品質管理には十分注意が必要です。

工場移転・建て替えのために必要な事前準備

工場の移転や建て替えを本格的に検討する場合、事前準備としては何が必要なのでしょうか。
スムーズに移転や建て替えができるよう、いつまでに何が必要かはあらかじめ理解しておきましょう。
詳しく紹介します。

工場移転・建て替えのための資金調達

工場の移転や建て替えには相応のコストがかかります。

  • ・土地取得費
  • ・建設費
  • ・設備移転費
  • ・新規設備導入費

といった費用が発生するため、必要な資金が確保できるか慎重に検討します。
自己資金だけでなく、銀行融資や補助金の活用も可能です。

活用できる補助金の例としては「地域未来投資促進法に基づく支援措置」や「事業再構築補助金」、その他各自治体の企業立地促進補助金などがあります。

工場移転や拡張のための土地探し

工場用地を探すのは、住宅用地を探すのとはわけが違います。
工業地域や準工業地域など用途地域に適合しているかの確認が必要ですし、操業に耐えうる電力や水道などのインフラが整備されているか、高速道路や港湾へのアクセスが良いかなども重要です。

また、土壌汚染の有無、将来的な工場拡張は可能か、地域住民との軋轢を生む恐れがないかなど、さまざまな条件があります。

土地探しを自社で行うのは現実的でないことも多いため、工場専門の不動産業者の活用や自治体の企業誘致窓口の利用など、外部の専門家や窓口への相談も検討してみましょう。

工場の建て替えにともなう従業員への対応と新規採用計画

従業員への対応も忘れてはいけません。
移転や建て替えに関する情報は早めに共有し、説明の場を設けることで不安を解消しましょう。
必要であれば、シャトルバスの運行や住宅手当の導入を検討するなど、引き続き勤務しやすい環境作りが大切です。

新工場の生産能力に合わせて、新規採用が必要になる場合もあります。
地元の高校・大学やハローワークなどと連携し、人材を確保できないか考えてみてください。
建て替え・移転にともなう従業員の教育・訓練計画も重要です。

新設備の操作方法や新しい生産システムに対応するための研修、安全衛生教育の見直しを実施し、現場スタッフが新たな工場に早く慣れるよう支援しましょう。

工場の移転・建て替えはSAWAMURAにご相談ください

当社は、工場や倉庫を専門に改修・リフォームを手がける会社です。
「移転・リフォームがしたいけれど、何から手を付けるべきか分からない」こうしたお客様に向けて、計画の立案から資金調達のアドバイス、土地探し、施工まで丸ごとのサポートを提供しています。

老朽化や傷みでお悩みのお客様、ぜひお困りごとをお聞かせください。
参考までに、当社にお任せいただいたお客様の例をご紹介します。

CASE1.株式会社ダイセン工業


老朽化した倉庫のリニューアルをご依頼いただきました。
大型リフォームでしたが、現行法に適合するよう施工を行い、新築同様に生まれ変わっています。

CASE2.株式会社池田製作所


樹脂加工や精密治工具製作を行う会社です。
工場のリノベーションをご依頼いただき、使いやすくモダンな内装に仕上げました。

CASE3.株式会社ホリゾン

「工場見学ができる現場に」とご依頼をいただき、事務所の改修を、設計から施工までお任せいただきました。

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SAWAMURAの工場・店舗・オフィス改修sawamura
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中古購入した倉庫の内部・外部改修

改修工事実績1,000件以上 ※2020年-2023年
創業70年余。SAWAMURAは多くの法人様に選ばれています

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社員増を見据えたオフィス増築・外部改修

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工場内にオフィススペースを新設

※2020年-2023年

改修工事実績
1,000件以上
創業70年余。SAWAMURAは多くの法人様に選ばれています。

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    社員増を見据えたオフィス増築・外部改修

    外部改修内部改修

    プレハブの二階建ての事務所を改修した事例です。将来、増員計画がありオフィスが手狭になることを考え、社員みんなが一ヵ所で働けるようにするため増築を伴う改修を実施。また、企業イメージを整え、採用活動へ力を入れることも狙っていました。
    既存のプレハブ建物は壁をカバー工法で改修。増築部分は、壁一面を壊して繋げました。奥の増築部分は鉄骨構造になっており、既存の建物とエキスパンションジョイントで接続しました。
    改修後、外部からの取材の申し込みが増え、建物が広告塔になっています。新卒採用の応募数は改修前の約5倍になり、ブランドイメージを変えることが出来ました。

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    中古購入した倉庫の内部・外部改修

    外部改修内部改修

    既存のスレート壁は、今後処分費が値上がりすることを見据えて全て解体処分し、プラスターボードを2重張りに改修しました。まずは屋外と外壁を撤去してスケルトン状態へ。屋根はGL鋼板を噴いた上に、クールサーム(遮熱・断熱塗料)を使用しました。老朽化したスレート屋根を強化・工場内の気温を押さえ、スタッフの作業環境を整えました。
    正面シャッターのシャッター部分は鉄骨補強を入れて構造強度を保ち、開口サイズを広げました。腰壁も塗装することで、外観の見栄えの良さにもこだわりました。

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    中古購入した工場の内部改修

    内部改修

    居抜き工場を購入し、内部を中心に改修を行った事例です。
    内壁に追加で下地・断熱材を配置し室内の断熱性を向上させ、床は塗床を厚膜と薄膜の二重施工を行い性能を高めました。
    天井は黒の塗装としたことでデザインが上がり、従業員様のモチベーションも向上したと好評いただきました。

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    工場内にオフィススペースを新設

    内部改修

    工場内にオフィススペースを作った事例です。
    作業中の様子を見学できるようガラスパーテーションを使ったオフィス空間づくりをご提案しました。
    結果、見学者の方々にアピールできる空間ができました。
    鉄骨に巻き付けている赤いプレートは施主様の自社技術で製作されたものを設置しています。

こんなお悩みありませんか?

  • 新築して10年
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    は必要?
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まるごと解決!
SAWAMURAの強み

  1. 1

    設計施工からアフターメンテナンスまで
    トータルサポート

    SAWAMURAは設計、工事、内装、外構、不動産、土木など様々な部門を持つ総合建設会社です。各部門のスタッフが、お客様のご要望に対して設計から施工、アフターメンテナンスまで一貫してお客様をサポートします。
    特に当社には改修工事専門チームがあり、スピード感ある対応が可能です。
    お困りごとの際にはすぐにかけつけて対応、定期的にご訪問するなど、身近な建物のかかりつけ医のような存在として長くお付き合いをしています。

    TOTAL
    SUPPORT
  2. 2

    信頼と実績を積み重ねた
    改修専門チームが対応

    1950年創業。元々公共事業に携わってきたため、品質への意識やこだわり、設計・工事の質の高さに自信を持っています。木造・鉄骨造等どんな構造の建物でもご相談ください。
    改修工事専門チームは幅広い年齢層で構成されています。若手の発想力とベテランの技術を織り交ぜ、経験や実績を積み重ねたプロフェッショルが様々な工事に対応いたします。

    TRUST AND
    HISTORY
  3. 3

    改修が変化のきっかけになる
    空間づくり

    SAWAMURA では、従業員同士のコミュニケーションを活性化させ、働きがいを向上させる「働く場」づくりをサポートしています。
    私たち自身が実践する、企業のブランディングや採用力につながる魅力的な職場環境・空間づくりの体験を活かした提案で、長期的な企業の発展をご支援しす。
    SAWAMURAの本社も改修事例としてご見学いただけます。参加希望の方はお問合せください。

    SPACE
    CREATION
SAWAMURAができることSAWAMURAができること

SAWAMURAが
できること

木造・鉄骨造等どんな構造の建物でも
ご相談ください。
  • 外部改修

    外部改修

    SAWAMURAの外部改修工事は古い倉庫や工場の、屋根・外壁・外構に関する外回りのお悩みを一社で一括対応が可能ですので、スピード感をもって効率よく改修を進められます。
    改修することで、室内の気温調整・労災の防止等より労働環境の改善につながります。

  • 内部改修

    内部改修

    内部のレイアウト変更、老朽化対策、購入された中古物件の改修等、幅広く対応しております。
    築年数が経った工場・倉庫の場合、現在の法令に遵守できるかを確認したうえで、改修工事に入ります。

  • 増改築

    増改築

    「手狭になってきたから新たに増築したい」「工場内にオフィススペースを増やしたい」「設備の更新のため改築が必要」等のお悩みも、お任せください。
    工場内にオフィススペースを設けたり、既存建物に増築したり、車庫・倉庫の用途を変える改修等幅広く対応可能です。

「シャッターが下りずに困っている」等の緊急事態もお任せください。

  • クレーン設置

    クレーン設置

  • 床の塗装

    床の塗装

  • 休憩室増築

    休憩室増築

  • トイレ改修

    トイレ改修

  • シャッター修理

    シャッター修理

  • 屋根改修

    屋根改修

  • 建具交換

    建具交換

  • 外構工事

    外構工事

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企業の将来を考えた+αのご提案

今の建物の課題解決だけでなく、経営者の描く会社の将来像を見据えた+αのご提案をすることができます。
例えば、企業のイメージ向上のためのブランディングご提案や、組織文化の浸透や採用・社員の定着の改善など、建物の
課題解決と共に組織の成長を共に考え、目指す目標の実現へ向けてサポートいたします。

sawamurasawamura

完成までの流れ

flowflow

SAWAMURAのアフターフォロー

SAWAMURAでは、改修後に何かトラブルがあった場合には、専門チームが現場へ伺い、調査いたします。
「壁に穴が空いてしまった」「シャッターが下りずに困っている」等の緊急事態もお任せください。

また、改修工事後の継続したメンテナンス・改修をお任せいただくことが出来ます。工場は建てた後にも改築改修がつきものです。「工場内で扱う機会が変わるから、空間をさらに区切らなければいけない」等の倉庫・工場の継続したメンテナンス・改修の対応も可能です。
リピートのお客様も多く、地域密着で長いお付き合いをさせていただいております。安心してご相談ください。

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SERVICE

お客様の声

INTERVIEW

建物の改修をしたことで、
従業員の意識まで
変化しました。

株式会社池田製作所
代表取締役 池田 龍宏 様

URL: https://ikeda-pura.main.jp/

改修のきっかけは?

以前の工場には女性用のトイレや更衣室、食堂がなく、休憩スペースもありませんでした。
温度管理が重要な製品を取り扱っているにもかかわらず、冬場は隙間風が入り込み、良い環境ではありませんでした。従業員は手がかじかんだ状態で作業していました。
自分たちで壁を修繕するなど工夫していましたが、借地のため大きな設備の変更は難しく、移転を考えることになりました。
移転先の大きさや場所を検討しながら、コスト面も考慮し、中古工場を購入して改修する方針に決定しました。

建て替えではなく、改修を選んで良かった点は?

この規模で新築するとコスト面でやりたかったことの実現が難しかったかもしれません。
私たちの製品の強みを活かせる工場を作ることが最優先事項だったので、規模に合わせた改修を行いました。

改修のポイントは?

1つ目は床です。傷がつきやすい素材だと、傷ついた部分から塗装が剥がれ、隙間にゴミがたまります。これが製品の品質に影響を及ぼす可能性があります。床に気を使えるということは、製品にも気を使えるということにつながると考えています。作業環境をきれいに保つことは良い仕事をするために不可欠です。良い品質の製品を造るため、床の素材にはこだわり、衛生管理や効率性を考慮し、直置きをしないルールを設けています。机や椅子の脚には傷防止シートを貼り、全員がきれいに保つことを意識しています。


  • Before

  • After

2つ目は温度管理です。樹脂の切削加工における温度管理は、加工の全体的な品質、効率、コストに直結する重要な要素です。適切な温度管理を24時間行うことで、製品の精度や表面品質を維持し、工具の寿命を延ばし、生産効率を向上させることができます。加工プロセスの一環として重要視しました。

3つ目は福利厚生の改善です。「製造業、町工場、薄暗い感じ」が嫌でした。1日のほとんどを過ごす職場だからこそ、誰もが楽しく仕事ができるように、カフェテリアやパウダールームを作りました。休憩もゆっくりできるよう椅子にもこだわりましたし、置き菓子を自由に食べたり、飲み物も自由に飲めるよう冷蔵庫や電子レンジを置き、作業時間外の環境も整えました。結果、工場と同じように皆がきれいに保つことを意識するようになり、環境が意識を変えました。

期間はどれくらいかかりましたか?

補助金を使用しての改修工事だったため、待機期間もあり、草案からトータルで3、4年近くかかりました。具体的に始まってからは1年くらいでした。
長くて精神的に苦しい時もありましたが、様々なことに直面し、それに向き合うことで知識も増え、必要な時期だったと思います。

改修後の変化や効果

モチベーションは確実に上がりましたし、池田製作所で良かったと思ってもらえていると思います。この工場は従業員皆で「ああしたい、こうしたい」と意見を出し合って作ったので、社員の満足度が高いです。
自分たちで作った工場を常にきれいに保つように、使い始めてからレイアウトを少し変えるなど、より使いやすく工夫もしています。以前の工場ではラインを引いて作業スペースや物置場所を区分けしていましたが、この工場では敢えてラインを無くしました。
それでも、意識的に一直線に通路が見えるよう整え、通路に物を置かないようにする意識が自然に定着しました。

SAWAMURAにした決め手

実は5、6社に声をかけて話を進めていましたが、上手く進まないときでも最後まで寄り添って話を聞いてくれたのがSAWAMURAでした。
提案の幅広さが他社との大きな違いでした。私たちは建築やインテリアの知識が少なく、頼みたいことが頭にあっても言葉でうまく伝えられませんでしたが、SAWAMURAは「こんな雰囲気がいいな、こんなことをしたいな」と伝えると、色々なパターンを提案してくれました。
出会った社員さん皆が楽しそうに働かれていて、話しやすいところも良かったです。もう一つ挙げると、予算をすごく意識してくれた点です。
予算に合わせた提案をしてくれたことは資金繰り面が気がかりだったのでありがたかったです。

こういうことをしてもらえたらもっと嬉しかったなど改善ポイントはありますか?

本当は外壁も屋根も外構も一緒のタイミングでしてもらえたら良かったのですが、資金繰りを考えるとそれは難しく…「見た目は親しみやすい町工場。でも、一歩中に入れば、そこは洗練されたショールーム」。
お客さんはそのギャップに驚き、感動されます。これがたまらなく嬉しいです。一気にしたほうが良かったのかなと思うこともありますが、これで良かったと考えています。
内装改修から1年が経ちました。来月からは屋根の改修をSAWAMURAさんにお願いしています。

よくあるご質問

Q&A
  • 工場稼働を止めずに修繕工事をすることはできますか?

    はい、可能です。
    毎日稼働している工場を止めて修繕工事を行う必要はありません。普段と変わらず作業をしていただきながら、ご要望通りの工場・倉庫改修作業をスムーズに行います。

  • 小さな改修工事でも対応してくれますか?

    対応いたします。
    「壁に小さな穴が空いてしまった」「外壁の一部を塗り直したい」など、小さな改修工事であっても迅速に対応させていただきます。まずはお気軽にご相談ください。

  • 建て替えも検討しているのですが、対応できますか?

    お任せください。
    弊社は倉庫・工場の建築実績も豊富にございます。老朽化に伴う建て替えのご提案もさせていただきます。

  • 改修は1年後の予定ですが、見積りだけでも大丈夫ですか?

    問題ございません。
    事前に予算だけでもご提示可能です。少しでもご希望に応じた改修・リフォームをご提案いたします。

会社概要

COMPANY

代表取締役 / 一級建築士
澤村 幸一郎

SAWAMURAは滋賀・京都・福井を中心に、あらゆる建築を手掛ける総合建設会社です。
びわ湖テラスのような大規模な建築からオフィスの水回りリフォーム、屋根の修理まで、技術を惜しまず施工品質にこだわる社風を共有しています。
創業70年を迎え、100年企業を目指して、これからも総合建設業としての信頼と共に、設計・施工の一貫体制でお客さまのご要望にお応えしています。

SAWAMURAは滋賀・京都・福井を中心に、あらゆる建築を手掛ける総合建設会社です。
びわ湖テラスのような大規模な建築からオフィスの水回りリフォーム、屋根の修理まで、技術を惜しまず施工品質にこだわる社風を共有しています。
創業70年を迎え、100年企業を目指して、これからも総合建設業としての信頼と共に、設計・施工の一貫体制でお客さまのご要望にお応えしています。

社 名
株式会社澤村
本 社
〒520-1121 滋賀県高島市勝野1108番地3
TEL. 0740-36-0130(代)
FAX. 0740-36-1661
大津オフィス
〒520-0242 滋賀県大津市本堅田三丁目33-16 エルミナ リアン 2F
TEL. 077-572-3879
FAX. 077-573-8384
敦賀オフィス
〒914-0811 福井県敦賀市中央町一丁目8-10
TEL. 0770-22-6005
FAX. 0770-47-6405
京都オフィス
〒601-8047 京都市南区東九条下殿田町43番地2F サラ メルクリオ内
TEL. 075-662-8688
FAX. 0770-47-6405
木之本オフィス
〒529-0499 滋賀県長浜市木之本町木之本1556番地1 2階2-D号室
許可・登録
〈建設業許可〉 滋賀県知事許可(特・般-3) 第80123号
〈一級建築士事務所〉 滋賀県知事登録(カ) 第126号
〈宅地建物取引業者〉 滋賀県知事登録(11) 第1267号
資格保有者
一級建築士:12人
二級建築士:41人
一級建築施工管理技士:24人
一級土木施工管理技士:8人
宅地建物取引士:11人
設備設計一級建築士:1人
土地家屋調査士:1人
一級建設業経理士:2人

お問い合わせ・無料お見積り

お電話でのお問い合わせはこちら

077-572-3879
受付時間 8:15~17:15

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