最終更新日:2018年05月30日
そもそも、腕時計は仕事中に必要なの?
仕事における腕時計の必要性は、業種や会社のシステムによって大きく異なる実態があります。
例えば、お客様とのアポイントが非常に多く、壁掛け時計のある場所に滞在することのできない営業職などの場合は、頻繁に時間を確認する、約束時間をしっかり守るといった意味でも腕時計は欠かせないビジネスアイテムとなります。
これに対して現場の中に大きな壁掛け時計が置かれていて、始業時間や終業時間、休憩時間などを知らせるチャイムが鳴る工場での作業時には、わざわざ腕時計を持たなくても他のスタッフと同じスケジュールの中で作業が進められることでしょう。
腕時計が仕事の支障になってしまう職場もある
どこにいても今の時間が調べられる腕時計は、一般の皆さんにとって大変便利なアイテムです。
しかし例えば、お客様の検品や組み立てに集中しなければならない精密機械工場などでは、「そろそろお昼休みだろうか?」などという理由で頻繁に腕時計を見ることにより、気が散ってしまう可能性も出てくるのです。
またお客様の大事な荷物を運ぶ物流倉庫などでは、あまりにも大きくゴツゴツとした時計を見に付けた従業員が運搬などをすることで、納品用の段ボールに傷がつくこともあるため、注意が必要です。
社内で腕時計が禁止される理由とは?
工場倉庫やサービス業などの場合は、勤務時間中の腕時計使用を禁止されるケースも多く見受けられます。
例えば、通勤中も身につける腕時計には、工場倉庫の外にある雑菌が付着している可能性もあります。
また特に革ベルトの腕時計の場合は、洗浄できないベルトに汗が染み込んでいたり、経年劣化したベルトの材質が工場内に落ちるといった製品品質や安全衛生に関わるさまざまなリスクが潜んでいるようです。
仕事中に腕時計を使うならどんなタイプがおすすめですか?
仕事中に使用する腕時計選びは、「会社で腕時計の使用を許可しているのか?」、「そしてそれは、どんなタイプなのか?」を知る作業から始まると考えられます。
例えば、工場倉庫のようにお客様の大事な商品を取り扱う現場では、時計が作業中にどこかに引っかかるなどのトラブルを防ぐためにも、なるべくコンパクトな腕時計を選ぶのが理想です。
また前述のように汗によって劣化した革ベルトの材質が製品に混入するなどのリスクを考えると、ベルトはなるべく金属製もしくは丸洗いのできるラバー製などを用いるのがおすすめとなるでしょう。
もし仕事中の現場で使用する時計選びで疑問点がある場合は、上司や事業主に「具体的にどんなタイプが適しているのか?」の確認をした方が良さそうです。