最終更新日:2023年12月06日
工場では自動車部品などを製造するためにいろいろな材料や油を使っている事も多いです。
その影響で工場の中の空気が悪くなってしまいます。実際に工場で働いていると健康面で問題が発生するのではないかと不安になってしまう人も多いのではないでしょうか。
日本の法律では建築基準法が定められていて工場に関しても適用されます。
そのため工場で働く人たちの生命や健康面をしっかり守るために定期的に換気をする事を義務付けています。
そこで工場内を換気について見ていく事にしましょう。
工場内の換気対策と同時に暑さ対策も考えませんか?
『空調設備対策』のみで追加資金を投じるのは難しいでしょうか。しかし、工場倉庫の暑さ対策も同時に行ってみてはいかがでしょうか?
澤村では、工場倉庫の暑さ対策としてクールサームをおすすめしています。
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目安の換気回数は場所によって異なる
工場内を定期的に換気しなければいけませんが、どのぐらいすればいいのか分からない人も多いのではないでしょうか。
一般家庭だと居間は5回、トイレは10回、キッチンは15回が目安と言われているので空気が良くない工場はそれ以上必要になってきます。
『製造している製品も工場によって異なりますが、自動車部品だと20回、メッキ工場だと30回ぐらいは必要になってきます。』
また鋳造・鉛造の工場も30回ぐらい必要になってきます。
工場内が明らかに空気が良くないと感じる場合は目安よりもう少し多く換気をするようにして作業者の健康面をしっかりサポートするようにしましょう。
どのような方法で換気すればいいの?
工場内の換気をする時にどのような方法があるのか分からない人もいるでしょう。
『工場内の換気方法は基本的にプッシュプル換気、置換換気、希釈換気になります。』
プッシュプル換気は空気の吹き出しを利用して換気する方法で局所換気を設置する事が出来ない時に効果的です。
置換換気は空気の入れ替えだけでなく有害物質も除去してくれるので熱を使う作業場の換気に効果的です。
希釈換気は汚れた空気を薄めていく事が出来るので工場全体の換気をするのに向いています。
工場内によって適している換気方法が異なってくるので使い分けながら換気をしていくようにしましょう。
新しい工場でも換気をする事は大切
築年数が経過している工場だと空気が悪くなっているので換気しなければいけませんが、新しい場合は必要ないと思っている人もいるのではないでしょうか。
工場が新しいと空気もそれほど汚れていないので換気もほどほどにすればいいと考えてしまう事が多いものです。
『しかし工場が新しいと壁などから有害物質が発生して体調を崩してしまう事もあります。』
シックハウス症候群と呼ばれていて吐き気や頭痛などの症状が出て気分が悪くなってしまいます。
新しい工場でもこのような問題が発生するのでしっかり換気をする事が大切になってきます。