最終更新日:2019年06月17日
会社や工場などでは業務用エアコンを使って空調管理をしているのでしょう。
この業務用エアコンは消費電力がどうしても大きいので、電気代も割高になってしまいます。
会社のコスト削減のためにも、業務用エアコンの電気代費用を抑えることは、利益アップにもつながりますし、とても重要です。
ここでは業務用エアコンの電気代と、業務用エアコンの電気代を節約する方法についてまとめてみましょう。
業務用エアコンの電気料金は使用する状況によって違う
業務用エアコンを利用する場合に使用する電気は単相200V電源と3相200Vになります。
業務用エアコンは家庭用エアコンとは単位が異なり、家庭用では〇畳用〇kwと表示されますが、業務用エアコンにおいては坪数、馬力数で表示されます。
家庭用の8畳用2.5kwは、業務用エアコンでは0.9馬力になり、5kwが2馬力、8kwが3馬力、14kwが5馬力になります。
使用状況によって、業務用エアコンの電気代は変わってきますが、単相200Vでの電気代は1kwhが25円程度で、3相200Vの電気代は1kwhは17円程度となります。
電気料金は各電力会社によっても価格がまちまちです。
業務用エアコンの電気代を安くするにはどうすればよい?
業務用エアコンの電気代を節約する方法はいくつかあります。
まず1つ目にフィルターの掃除をこまめにすることと、温度設定です。
定期的に清掃して、メンテナンスをしっかりしておくと業務用エアコンの電気代を節約することができます。
特にエアコンのフィルターには埃がたまりやすいので、埃が邪魔して吸気するのにエネルギーを多く使用してしまい、電気代が高くなってしまいます。
通気性がよい方がパワーがかからず電気代が低くなるのでフィルターの掃除はマメにするようにします。
また温度設定はできるだけが外気温と近くしましょう。
極端に下げたり、上げたりするとその分エネルギーを使いますので、電気代はかかってしまいます。
特に夏場にクーラーをがんがん効かしてしまうと、電気代が高くなるだけではなく、体力消耗にもつながります。
業務に支障がでない温度設定にしておきましょう。
2つ目に、業務用エアコンの電気代を抑えるためには、最新機種のエアコンを使った方が、省エネで電気代が節約できます。
最新の業務用エアコンと、何年も前の古い業務用エアコンであれば、電気代が半分以下になることもあります。
新しい業務用エアコンを購入するのに費用はかかりますが、省エネを考えるのであれば購入した方がよいでしょう。
3つ目に自動運転でエアコンのコンプレッサーの電気代を節約できます。
業務用エアコンの風量を自動設定にしておくと、室温が設定値に近づくとコンプレッサーの運転時間が短縮でき、消費電力は低減しますよ。
4つ目に室外機の適切な設置です。
外に設置されているエアコンの室外機は、高温排気、冷気を放出します。
すぐ目の前に壁やフェンスなどがあると、エアコンの熱交換能力が低下してしまうので、排気と給気が近づかないように設置するべきです。