物流拠点を集約するメリット・デメリットは?成功のポイントも解説

最終更新日:2025年03月21日

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流通加工、出荷などを担う重要な施設です。従来は複数の物流拠点を配置する「分散型」が主流でしたが、近年はコスト削減や効率化を目的に「集約型」への移行が進んでいます。

本記事では、物流拠点の集約型と分散型の違い、集約するメリット・デメリット、そして集約型物流拠点を導入する際に押さえておくべきポイントについて詳しく解説します。

SAWAMURAの工場・店舗・オフィス改修sawamura
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中古購入した倉庫の内部・外部改修

改修工事実績1,000件以上 ※2020年-2023年
創業70年余。SAWAMURAは多くの法人様に選ばれています

SAWAMURAは設計、工事、内装、外構、不動産、土木など様々な部門を持つ総合建設会社です。各部門のスタッフが、お客様のご要望に対して設計から施工、アフターメンテナンスまで一貫してお客様をサポートします。

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社員増を見据えたオフィス増築・外部改修

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工場内にオフィススペースを新設

この記事の監修者
宮前 聡志

一級建築士 / 一級建築施工管理技士

営業企画課課長。工場管理経験と設計業務を経験し、2018年にSAWAMURAに建設プロデューサーとして入社。現場・設計・営業を知るオールラウンダー。

目次

物流拠点は集約型と分散型の2種類

物流拠点の種類は次のとおりです。

集約型物流拠点

物流拠点を1カ所にまとめ、大規模な施設で在庫管理や配送を一元化する方法です。拠点の数を減らすことで管理コストを抑えられるほか、物流の効率を高めることができます。特に地価や人件費の高い首都圏エリアでは需要が高まっています。

分散型物流拠点

複数の地域に物流拠点を配置し、各拠点から納品先へ直接配送を行う方法です。顧客の近くに拠点を設けることで配送のリードタイムを短縮できるほか、万が一のトラブル時にも代替の拠点を活用できるため、リスク分散の面でも有利とされています。それぞれの特徴を踏まえ、自社に適した戦略を選択することが重要です。

物流拠点を集約するメリット

物流拠点を集約するメリットについて詳しく見ていきましょう。

コスト削減が可能

拠点数を減らすことで、設備や管理にかかるコストを削減できます。また、必要な人員の配置も最適化できるため、全体的なコスト削減につながります。特に、地価や人件費が高騰している都市部では、物流拠点を集約することで大きな経済的メリットを得られるでしょう。

配送効率の向上

複数の拠点を設けている場合、拠点間での在庫の移動や輸送が発生しやすくなりますが、集約型ではすべての在庫を一カ所に保管し、そこから直接配送するため、余計な輸送を減らすことができます。拠点間輸送に伴うトラックの稼働時間や燃料費、人件費を削減できる点も大きな利点です。

在庫管理の簡素化

複数拠点の在庫を同時に管理するよりも、一カ所に集約したほうが管理の手間を削減でき、リアルタイムで正確な在庫状況を把握しやすくなります。これにより、過剰発注による在庫の廃棄リスクを軽減し、欠品リスクも抑えることが可能になります。

物流拠点を集約するデメリット

物流拠点を集約するデメリットについて詳しく見ていきましょう。

配送時間の増加リスク

集約型の物流拠点では、配送先が広範囲にわたる場合、納品先までの距離が長くなり、結果として配送時間が増加する可能性があります。特に、生鮮食品や短時間での配送が求められる商品を取り扱う場合は、この影響が大きくなるでしょう。配送時間の増加に伴い、人件費や燃料費などのコストも増える可能性があります。

リスク分散の難しさ

分散型であれば、特定の拠点が災害やトラブルで稼働できなくなった場合でも、ほかの拠点が補完することで事業の継続が可能です。しかし、集約型では主要拠点が機能しなくなると、物流全体に深刻な影響が及び、業務の停止につながるリスクがあります。そのため、集約型の物流拠点を検討する際には、リスク管理や事業継続計画(BCP)の策定が不可欠です。

分散型物流拠点のメリット

分散型物流拠点のメリットは下記のとおりです。

配送リードタイムの短縮

分散型物流拠点は、各拠点を消費地や納品先の近くに配置するため、配送リードタイムを短縮できるのが大きなメリットです。特に、即日配送や短納期が求められる業界では、分散型の導入によって顧客満足度の向上につながります。

リスク分散による安定した物流運営

複数の拠点があることで、災害やトラブルが発生した際にも他の拠点でカバーしやすくなります。地震や台風などの自然災害による影響を最小限に抑え、事業の継続性を確保しやすい点が、分散型の大きな強みです。

地域ごとの最適な在庫配置が可能

分散型では、各エリアの需要に応じた在庫配置ができるため、需要変動に対応しやすくなります。特に、全国規模で展開している企業では、地域ごとの販売動向に基づいた在庫管理を行うことで、欠品や過剰在庫を防ぐことが可能になります。

多様な輸送手段の活用

拠点が複数あることで、トラック輸送だけでなく、鉄道輸送や海上輸送など多様な輸送手段を柔軟に活用できます。物流コストの削減や環境負荷の低減にもつながり、持続可能な物流システムの構築が可能になります。

市場変化への迅速な対応

EC市場の成長や消費者のニーズ変化に応じて、配送スピードの向上が求められています。分散型物流拠点を活用することで、突発的な需要増やプロモーション時の出荷対応など、柔軟なオペレーションが可能になります。

分散型物流拠点のデメリット

分散型物流拠点のデメリットは次のとおりです。

拠点ごとの運営コストが増加

複数の物流拠点を運営するため、それぞれに人員を配置し、設備を整える必要があり、管理コストが増加します。特に、賃貸倉庫を利用する場合は、複数拠点の賃料負担が大きくなるため、費用対効果を十分に検討することが重要です。

在庫管理が複雑になる

拠点ごとに異なる在庫を管理する必要があり、全体の在庫状況を正確に把握するのが難しくなります。在庫の分散によって、ある拠点では在庫が不足し、別の拠点では過剰在庫になるといった問題が発生しやすくなります。

拠点間の調整が必要

分散型では、拠点ごとに入出庫のオペレーションが異なる場合があり、全体の調整が必要になります。例えば、ある拠点での在庫が不足した際に、別の拠点からの補充がスムーズに行われないと、納期遅延の原因になる可能性があります。

物流ネットワークの管理が煩雑

拠点が分散しているため、輸送ルートの最適化が求められます。拠点ごとに異なる配送ルートを管理する必要があり、無駄な輸送が発生しないように、ITシステムや物流管理ツールを活用する必要があります。

物流拠点を集約する際のポイント

物流拠点を集約する際のポイントについて詳しく見ていきましょう。

契約面積と有効率の確認

施設や敷地の契約面積だけでなく、物件図面の資料や賃貸契約書などから実際に利用できる面積を把握することが重要です。倉庫や工場の賃貸契約を結ぶ際、施設面積には建物の庇(ひさし)などが含まれる場合があるため、契約面積すべてを業務に使用できるとは限りません。

取得した土地に倉庫や工場を建築する場合は、建ぺい率や容積率も確認しておくことが不可欠です。建ぺい率は敷地面積に対する建築面積の割合、容積率は敷地面積に対する延べ床面積の割合を示す指標であり、これらを理解しておかないと、予定通りの施設を建設できない可能性があります。

立地の選定

物流拠点の立地は、効率的な配送のために非常に重要な要素となります。仕入れ元や納品先への距離、高速道路や駅、空港などの交通インフラとの位置関係を考慮し、最適な場所を選ぶことが求められます。また、地価や建設費用も大きな判断基準となります。地域ごとの法規制によっては、希望する用途で使用できないケースもあるため、事前の確認が必要です。

費用対効果の検討

物流拠点を集約することでコスト削減や配送効率の向上が期待できますが、配送時間が長くなることで追加のコストが発生する可能性もあります。例えば、集約型にすることでトラックの走行距離が増え、燃料費や運転手の人件費が高くなるケースも考えられます。

多少のコスト増加があったとしても、配送効率や在庫管理のメリットが上回る場合は、集約を進める価値があるでしょう。物流拠点を集約することによるコストと、その効果を総合的に比較しながら判断することが大切です。

まとめ

物流拠点の集約には、コスト削減や在庫管理の効率化、配送の最適化といった大きなメリットがあります。一方で、配送時間の増加やリスク分散の難しさといったデメリットも存在し、すべての企業にとって最適な選択肢とは限りません。

今後の市場動向を踏まえながら、企業にとって最適な物流拠点の運営方法を選択することが、競争力を高める鍵となるでしょう。

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中古購入した倉庫の内部・外部改修

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※2020年-2023年

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    社員増を見据えたオフィス増築・外部改修

    外部改修内部改修

    プレハブの二階建ての事務所を改修した事例です。将来、増員計画がありオフィスが手狭になることを考え、社員みんなが一ヵ所で働けるようにするため増築を伴う改修を実施。また、企業イメージを整え、採用活動へ力を入れることも狙っていました。
    既存のプレハブ建物は壁をカバー工法で改修。増築部分は、壁一面を壊して繋げました。奥の増築部分は鉄骨構造になっており、既存の建物とエキスパンションジョイントで接続しました。
    改修後、外部からの取材の申し込みが増え、建物が広告塔になっています。新卒採用の応募数は改修前の約5倍になり、ブランドイメージを変えることが出来ました。

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    中古購入した倉庫の内部・外部改修

    外部改修内部改修

    既存のスレート壁は、今後処分費が値上がりすることを見据えて全て解体処分し、プラスターボードを2重張りに改修しました。まずは屋外と外壁を撤去してスケルトン状態へ。屋根はGL鋼板を噴いた上に、クールサーム(遮熱・断熱塗料)を使用しました。老朽化したスレート屋根を強化・工場内の気温を押さえ、スタッフの作業環境を整えました。
    正面シャッターのシャッター部分は鉄骨補強を入れて構造強度を保ち、開口サイズを広げました。腰壁も塗装することで、外観の見栄えの良さにもこだわりました。

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    中古購入した工場の内部改修

    内部改修

    居抜き工場を購入し、内部を中心に改修を行った事例です。
    内壁に追加で下地・断熱材を配置し室内の断熱性を向上させ、床は塗床を厚膜と薄膜の二重施工を行い性能を高めました。
    天井は黒の塗装としたことでデザインが上がり、従業員様のモチベーションも向上したと好評いただきました。

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    工場内にオフィススペースを新設

    内部改修

    工場内にオフィススペースを作った事例です。
    作業中の様子を見学できるようガラスパーテーションを使ったオフィス空間づくりをご提案しました。
    結果、見学者の方々にアピールできる空間ができました。
    鉄骨に巻き付けている赤いプレートは施主様の自社技術で製作されたものを設置しています。

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    中古購入したオフィスビルの改修

    内部改修

    旧耐震構造の中古オフィスビルに対して、購入前の事前調査から徹底サポート。
    購入後は短納期工事への対応と従業員ら来訪客に対して高いホスピタリティを発揮するためにインテリアコーディネーターも含めたプロジェクトチームを発足。意匠性の高いエントランスや開放的で過ごしやすいオフィス空間、カフェのような休憩スペースなど、各所にお客様のこだわりが詰まった新オフィスを提供しました。

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    SAWAMURAは設計、工事、内装、外構、不動産、土木など様々な部門を持つ総合建設会社です。各部門のスタッフが、お客様のご要望に対して設計から施工、アフターメンテナンスまで一貫してお客様をサポートします。
    特に当社には改修工事専門チームがあり、スピード感ある対応が可能です。
    お困りごとの際にはすぐにかけつけて対応、定期的にご訪問するなど、身近な建物のかかりつけ医のような存在として長くお付き合いをしています。

    TOTAL
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    1950年創業。元々公共事業に携わってきたため、品質への意識やこだわり、設計・工事の質の高さに自信を持っています。木造・鉄骨造等どんな構造の建物でもご相談ください。
    改修工事専門チームは幅広い年齢層で構成されています。若手の発想力とベテランの技術を織り交ぜ、経験や実績を積み重ねたプロフェッショルが様々な工事に対応いたします。

    TRUST AND
    HISTORY
  3. 3

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    SAWAMURA では、従業員同士のコミュニケーションを活性化させ、働きがいを向上させる「働く場」づくりをサポートしています。
    私たち自身が実践する、企業のブランディングや採用力につながる魅力的な職場環境・空間づくりの体験を活かした提案で、長期的な企業の発展をご支援しす。
    SAWAMURAの本社も改修事例としてご見学いただけます。参加希望の方はお問合せください。

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SAWAMURAが
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    SAWAMURAの外部改修工事は古い倉庫や工場の、屋根・外壁・外構に関する外回りのお悩みを一社で一括対応が可能ですので、スピード感をもって効率よく改修を進められます。
    改修することで、室内の気温調整・労災の防止等より労働環境の改善につながります。

  • 内部改修

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    内部のレイアウト変更、老朽化対策、購入された中古物件の改修等、幅広く対応しております。
    築年数が経った工場・倉庫の場合、現在の法令に遵守できるかを確認したうえで、改修工事に入ります。

  • 増改築

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    「手狭になってきたから新たに増築したい」「工場内にオフィススペースを増やしたい」「設備の更新のため改築が必要」等のお悩みも、お任せください。
    工場内にオフィススペースを設けたり、既存建物に増築したり、車庫・倉庫の用途を変える改修等幅広く対応可能です。

「シャッターが下りずに困っている」等の緊急事態もお任せください。

  • クレーン設置

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  • 床の塗装

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  • 休憩室増築

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  • トイレ改修

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  • シャッター修理

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  • 屋根改修

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  • 建具交換

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企業の将来を考えた+αのご提案

今の建物の課題解決だけでなく、経営者の描く会社の将来像を見据えた+αのご提案をすることができます。
例えば、企業のイメージ向上のためのブランディングご提案や、組織文化の浸透や採用・社員の定着の改善など、建物の
課題解決と共に組織の成長を共に考え、目指す目標の実現へ向けてサポートいたします。

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完成までの流れ

flowflow

SAWAMURAのアフターフォロー

SAWAMURAでは、改修後に何かトラブルがあった場合には、専門チームが現場へ伺い、調査いたします。
「壁に穴が空いてしまった」「シャッターが下りずに困っている」等の緊急事態もお任せください。

また、改修工事後の継続したメンテナンス・改修をお任せいただくことが出来ます。工場は建てた後にも改築改修がつきものです。「工場内で扱う機会が変わるから、空間をさらに区切らなければいけない」等の倉庫・工場の継続したメンテナンス・改修の対応も可能です。
リピートのお客様も多く、地域密着で長いお付き合いをさせていただいております。安心してご相談ください。

FOLLOW UP
SERVICE

お客様の声

INTERVIEW

建物の改修をしたことで、
従業員の意識まで
変化しました。

株式会社池田製作所
代表取締役 池田 龍宏 様

URL: https://ikeda-pura.main.jp/

改修のきっかけは?

以前の工場には女性用のトイレや更衣室、食堂がなく、休憩スペースもありませんでした。
温度管理が重要な製品を取り扱っているにもかかわらず、冬場は隙間風が入り込み、良い環境ではありませんでした。従業員は手がかじかんだ状態で作業していました。
自分たちで壁を修繕するなど工夫していましたが、借地のため大きな設備の変更は難しく、移転を考えることになりました。
移転先の大きさや場所を検討しながら、コスト面も考慮し、中古工場を購入して改修する方針に決定しました。

建て替えではなく、改修を選んで良かった点は?

この規模で新築するとコスト面でやりたかったことの実現が難しかったかもしれません。
私たちの製品の強みを活かせる工場を作ることが最優先事項だったので、規模に合わせた改修を行いました。

改修のポイントは?

1つ目は床です。傷がつきやすい素材だと、傷ついた部分から塗装が剥がれ、隙間にゴミがたまります。これが製品の品質に影響を及ぼす可能性があります。床に気を使えるということは、製品にも気を使えるということにつながると考えています。作業環境をきれいに保つことは良い仕事をするために不可欠です。良い品質の製品を造るため、床の素材にはこだわり、衛生管理や効率性を考慮し、直置きをしないルールを設けています。机や椅子の脚には傷防止シートを貼り、全員がきれいに保つことを意識しています。


  • Before

  • After

2つ目は温度管理です。樹脂の切削加工における温度管理は、加工の全体的な品質、効率、コストに直結する重要な要素です。適切な温度管理を24時間行うことで、製品の精度や表面品質を維持し、工具の寿命を延ばし、生産効率を向上させることができます。加工プロセスの一環として重要視しました。

3つ目は福利厚生の改善です。「製造業、町工場、薄暗い感じ」が嫌でした。1日のほとんどを過ごす職場だからこそ、誰もが楽しく仕事ができるように、カフェテリアやパウダールームを作りました。休憩もゆっくりできるよう椅子にもこだわりましたし、置き菓子を自由に食べたり、飲み物も自由に飲めるよう冷蔵庫や電子レンジを置き、作業時間外の環境も整えました。結果、工場と同じように皆がきれいに保つことを意識するようになり、環境が意識を変えました。

期間はどれくらいかかりましたか?

補助金を使用しての改修工事だったため、待機期間もあり、草案からトータルで3、4年近くかかりました。具体的に始まってからは1年くらいでした。
長くて精神的に苦しい時もありましたが、様々なことに直面し、それに向き合うことで知識も増え、必要な時期だったと思います。

改修後の変化や効果

モチベーションは確実に上がりましたし、池田製作所で良かったと思ってもらえていると思います。この工場は従業員皆で「ああしたい、こうしたい」と意見を出し合って作ったので、社員の満足度が高いです。
自分たちで作った工場を常にきれいに保つように、使い始めてからレイアウトを少し変えるなど、より使いやすく工夫もしています。以前の工場ではラインを引いて作業スペースや物置場所を区分けしていましたが、この工場では敢えてラインを無くしました。
それでも、意識的に一直線に通路が見えるよう整え、通路に物を置かないようにする意識が自然に定着しました。

SAWAMURAにした決め手

実は5、6社に声をかけて話を進めていましたが、上手く進まないときでも最後まで寄り添って話を聞いてくれたのがSAWAMURAでした。
提案の幅広さが他社との大きな違いでした。私たちは建築やインテリアの知識が少なく、頼みたいことが頭にあっても言葉でうまく伝えられませんでしたが、SAWAMURAは「こんな雰囲気がいいな、こんなことをしたいな」と伝えると、色々なパターンを提案してくれました。
出会った社員さん皆が楽しそうに働かれていて、話しやすいところも良かったです。もう一つ挙げると、予算をすごく意識してくれた点です。
予算に合わせた提案をしてくれたことは資金繰り面が気がかりだったのでありがたかったです。

こういうことをしてもらえたらもっと嬉しかったなど改善ポイントはありますか?

本当は外壁も屋根も外構も一緒のタイミングでしてもらえたら良かったのですが、資金繰りを考えるとそれは難しく…「見た目は親しみやすい町工場。でも、一歩中に入れば、そこは洗練されたショールーム」。
お客さんはそのギャップに驚き、感動されます。これがたまらなく嬉しいです。一気にしたほうが良かったのかなと思うこともありますが、これで良かったと考えています。
内装改修から1年が経ちました。来月からは屋根の改修をSAWAMURAさんにお願いしています。

よくあるご質問

Q&A
  • 工場稼働を止めずに修繕工事をすることはできますか?

    はい、可能です。
    毎日稼働している工場を止めて修繕工事を行う必要はありません。普段と変わらず作業をしていただきながら、ご要望通りの工場・倉庫改修作業をスムーズに行います。

  • 小さな改修工事でも対応してくれますか?

    対応いたします。
    「壁に小さな穴が空いてしまった」「外壁の一部を塗り直したい」など、小さな改修工事であっても迅速に対応させていただきます。まずはお気軽にご相談ください。

  • 建て替えも検討しているのですが、対応できますか?

    お任せください。
    弊社は倉庫・工場の建築実績も豊富にございます。老朽化に伴う建て替えのご提案もさせていただきます。

  • 改修は1年後の予定ですが、見積りだけでも大丈夫ですか?

    問題ございません。
    事前に予算だけでもご提示可能です。少しでもご希望に応じた改修・リフォームをご提案いたします。

会社概要

COMPANY

代表取締役 / 一級建築士
澤村 幸一郎

SAWAMURAは滋賀・京都・福井を中心に、あらゆる建築を手掛ける総合建設会社です。
びわ湖テラスのような大規模な建築からオフィスの水回りリフォーム、屋根の修理まで、技術を惜しまず施工品質にこだわる社風を共有しています。
創業70年を迎え、100年企業を目指して、これからも総合建設業としての信頼と共に、設計・施工の一貫体制でお客さまのご要望にお応えしています。

SAWAMURAは滋賀・京都・福井を中心に、あらゆる建築を手掛ける総合建設会社です。
びわ湖テラスのような大規模な建築からオフィスの水回りリフォーム、屋根の修理まで、技術を惜しまず施工品質にこだわる社風を共有しています。
創業70年を迎え、100年企業を目指して、これからも総合建設業としての信頼と共に、設計・施工の一貫体制でお客さまのご要望にお応えしています。

社 名
株式会社澤村
本 社
〒520-1121 滋賀県高島市勝野1108番地3
TEL. 0740-36-0130(代)
FAX. 0740-36-1661
大津オフィス
〒520-0242 滋賀県大津市本堅田三丁目33-16 エルミナ リアン 2F
TEL. 077-572-3879
FAX. 077-573-8384
敦賀オフィス
〒914-0811 福井県敦賀市中央町一丁目8-10
TEL. 0770-22-6005
FAX. 0770-47-6405
京都オフィス
〒601-8047 京都市南区東九条下殿田町43番地2F サラ メルクリオ内
TEL. 075-662-8688
FAX. 0770-47-6405
木之本オフィス
〒529-0499 滋賀県長浜市木之本町木之本1556番地1 2階2-D号室
許可・登録
〈建設業許可〉 滋賀県知事許可(特・般-3) 第80123号
〈一級建築士事務所〉 滋賀県知事登録(カ) 第126号
〈宅地建物取引業者〉 滋賀県知事登録(11) 第1267号
資格保有者
一級建築士:13人
二級建築士:41人
一級建築施工管理技士:29人
一級土木施工管理技士:10人
宅地建物取引士:19人
設備設計一級建築士:1人
土地家屋調査士:1人
一級建設業経理士:2人
中小企業診断士:1人

お問い合わせ・無料お見積り

お電話でのお問い合わせはこちら

077-572-3879
受付時間 8:15~17:15

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「送信する」ボタンをクリックしてください。

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