最終更新日:2018年05月02日
町工場や倉庫の魅力、どう使う?どう活かす?
建物の価値を変えるリノベーション技術が進歩する近頃では、古い時代に倉庫や町工場として活躍した建物を住宅やカフェとして用途変更するスタイルが人気となっています。
こうした事業を始める上でより良い物件を見つけるためには、倉庫ならではとも言えるいくつかのポイントをチェックする必要があるようです。
またWEB上からも倉庫リノベーション事例の確認できる今の時代は、こうした建物で事業を始める皆さん自身が情報を収集し、その具体的なイメージを掴む作業も欠かせないといえるでしょう。
今回は、大正~昭和の時代に建てられた倉庫や町工場物件の活用時に欠かせない注意点などを徹底解説していきます。
倉庫リノベーションをする人たちは、どんな物件を求めているの?
倉庫のリノベーションを行った方々の体験談などを見てみると、下記のポイントを重視して物件探しをする人が多いことに気付かされます。
・一棟貸し(一棟売り)
・お店を開ける地域(住める地域)
・倉庫ならではの趣き、味わい
・なるべく価格が安いこと
リノベーション目的の倉庫選びは難しい!?
誰もが憧れる倉庫リノベーションをする際には、なるべく早めに物件探しをするのが理想と言われています。
例えば、空き倉庫物件の非常に多い工業地帯の物件は、立地的にカフェ経営や住宅として不向きな難点があります。
また一棟貸し・売りといった視点で物件探しをしてみると、どう考えても広すぎる300平方メートル前後の3階建て倉庫や、敷金礼金だけで数百万円といったものもたくさん出てきてしまうのです。
こうした形で空き倉庫物件の大半が「倉庫として活用するのに適したもの」という実態を考えると、そこでカフェや住宅へのリノベーションをするためには、不動産探しで難航する部分が大きいと言えそうです。
倉庫ならではの特徴をオリジナリティに変える
リノベーション目的で倉庫を探すときには、普通の住宅や飲食店としては想像できない特徴を、オリジナリティに変える勇気も必要となります。
例えば、倉庫ならではとも言える高い天井や大きな開口部は、都会の雑踏を忘れられるような開放感と爽快感を与えやすい特徴です。
また普通の住宅では考えられない古びたトタン屋根やモルタルの床なども、倉庫リノベーションでは個性として捉えられますので、さまざまな施工事例などをチェックしながら建物に対する「どう使うか?」の固定概念を変える心がけも必要だと言えそうです。