最終更新日:2023年12月06日
小規模の工場だと朝から夕方までしか稼働していない事もありますが、大手製造メーカーの工場は24時間稼働している事が多いです。
生産台数が多い影響があるので仕方がない部分もありますが、2交代勤務や3交代勤務にしなければいけないので多くの作業員が必要になります。
人件費が増えてしまうので会社的にはデメリットになってしまうのではないかと思ってしまうでしょう。
しかし24時間稼働にした方がコスト削減になって会社的にはメリットになるのです。
そこでなぜコスト削減する事が出来るのか理由を挙げていきましょう。
固定費が変わらないから
工場が稼働している時は建物の設備や機械を使用しているので電気代なども発生してしまいます。
24時間稼働しているとコストもかかってしまいますが、固定費なので問題ないのです。
固定費はどのぐらい使用しても金額が変わらないので昼間の時間帯だけ稼働しているより24時間稼働していた方がお得になります。
その影響で生産台数が多い時は作業員を多く雇って2交代勤務や3交代勤務を実施して工場を稼働させている事が多いです。
派遣社員を多くしているから
昼間だけ稼働している工場は必要以上に正社員がいる事も少なくありません。
正社員は月の給料だけでなく賞与や社会保険などの負担もあるので一人あたりの人件費が高いです。
その影響でコストがかかってしまい赤字になる工場もあります。
しかし24時間稼働をしている工場は正社員を必要最低限にしていて残りはすべて派遣社員で構成されています。
生産ラインの各工程で作業する事は基本的に誰でも出来るので派遣社員に任せて正社員は管理する立場になっています。
派遣社員は賞与がないので一人当たりの人件費は正社員より大幅に安くなります。
派遣社員の人数を多くして24時間稼働をしていれば総合的に見ると昼間だけ稼働している工場よりコストを削減する事が出来ています。
オートメーション化しているから
24時間稼働している工場の中で生産現場をオートメーション化しているケースも増えてきています。
生産ラインはすべて機械が行っていて管理をする社員のみで生産を行っています。
このような場合は派遣社員も必要なくなるので人件費が大幅に抑えられていてしかも生産台数を上げる事が出来ています。
オートメーション化しているのも24時間稼働をしているのにコスト削減をする事が出来る理由の一つです。
今後はさらに機械の技術が進化していくのでオートメーション化して24時間稼働をする工場が増えてくる事が予想されます。