最終更新日:2019年06月17日
工場を新しく立ち上げるという場合、工場設計を業者に依頼することになります。
では工場設計を頼む場合には、押さえておきたいポイントをまとめてみましょう。
工場設計はとても重要
工場は事業の生産拠点となる設備になるので、企業にとっては資産ともいえます。
そのため、工場を新設する時に、最初に行わなければならない設計はとても重要です。
高い生産性を実現するためには工場建設を新しく行い、老朽化した既存の工場を再整備する必要があり、自社のニーズをきちんと正確に把握してくれる設計会社を選びたいものです。
工場設計を頼む時にチェックしておきたいポイントとは?
工場設計を依頼する時に、どの業者に依頼すればよいのかわからないという声をよく聞きます。
まず、押さえておきたいポイントとして、自社の業種において、設備機器やユーティリティ設備などの専門的知識があるかどうかは確認しておきましょう。
設計会社が知識を持っていれば、構想段階から自社のプロジェクトチームと一緒に、工場内のレイアウト、生産ライン、働く人の動線を考えて計画できます。
設計課題、要件を整理し、施設のコンセプトなどを具体化できるでしょう。
さらに、工場ではGMPやGLPなど各種基準への適合対応、品質管理システムの確立が求められています。
そのため、工場を設計する段階から、このような基準に照らし合わせた計画が必要になるので、設計会社にも各種管理基準に対する専門的知識があり、基準に適合する設計を考えてくれるかは重要なポイントになるでしょう。
省エネを考慮してくれる設計を求めよう
企業では、省エネの取り組みが重要視されています。
そのため、事業の一環となる工場でも、省エネの取り組みは重要視されるでしょう。
製造業、加工業の工場内で製品を生産するには、大量の電力消費が必要となります。
工場における省エネは設計当初から計画するべきであり、初期コストだけではなく、ランニングコストを減らすことにもつながります。
災害時の事業継続性、安全性確保についても考えるべき
災害が多い日本においては、災害時の事業継続性、安全性の確保は工場設計において非常に重要になります。
設計の段階から施設の重要度、リスク度に応じて、建物や天井などの、設備の耐震化、津波や洪水などのハザード対策を考慮して設計する必要があるでしょう。