最終更新日:2018年08月01日
AWS IoTなどを使ってフォークリフト動線を把握してみませんか?
工場内を走行する搬送車となるフォークリフトの動線は、工場倉庫内の効率化を図る上で欠かせないチェック項目となります。
AWS IoTなどの技術を使ってフォークリフトの動線把握に成功した工場は、さまざまな問題の見える化よって経営面だけでなく事故防止といった安全性の部分でも好循環が生まれる実態があるようです。
今回は、多くの工場倉庫で導入されているフォークリフトの動線分析について、行う目的やメリットなどの特徴を詳しく解説していきます。
工場倉庫におけるフォークリフトの問題とは?
倉庫などの現場で使うフォークリフトには、意外とさまざまな問題が生じやすい実態があります。
例えば、フォークリフトの滞留や渋滞があまりにも多い現場の場合、たくさんの車両が倉庫内に走っている割には、多くの商品を運搬できていないといった状況が生じやすいと言われています。
また広々とした大きな倉庫の場合、どのフォークリフトがどこにあるのかが全く把握できないことにより、探す手間や余計な人件費がかかってしまうケースも少なくないようです。
フォークリフトの動線分析・動線把握によるメリットとは?
フォークリフトやAGVなどの搬送機器や作業員などの動線を把握するツールを使うと、わざわざ人間が現場を見て回らなくてもタブレット端末やパソコンを使って渋滞や滞留の把握がしやすくなります。
またこうした悪循環を防ぐために棚の位置などを変更すれば、今稼働しているフォークリフトを効率よく使える好循環が生まれるのです。
この他に渋滞や余計な遠回りといった無駄を防ぐと、フォークリフトのガソリンやバッテリーの費用についても節約しやすくなると言えるでしょう。
フォークリフトの動線把握はどんなツールで行うの?
工場の見える化といった部分でも定評のあるツールは、AWS IoTという仕組みを使ったものです。
操作パネルを兼ねたスマートデバイス、定期的な信号発信をするBeacon端末、大量データを扱えるAWSといったものを組み合わせて動線実態を把握できるAWS IoTの場合、受信機を持ったフォークリフトや人、物などが倉庫内を動き回る度に所在が自動検知できる形となります。
またこうしたツールで使用できる位置測位センサーやソフトウェアには多彩な組み合わせがありますので、まずは工場倉庫の建設に強い設計施工会社に相談をしながら自社の効率化を図ってみてください。