最終更新日:2024年02月14日
バブルの頃は工場で働いている人がたくさんいました。
その影響で多くの利益を出している工場もそれなりにあったので働いている人にもしっかり還元されていました。
しかし最近では工場で働く人が減ってきています。人手不足が深刻化していて倒産してしまう工場も少なくないのが現状となっています。
このままだと今後もさらに倒産してしまう工場が出てきてしまうでしょう。
そこでどのような原因で人手不足になっているのか考えていきましょう。
好条件の求人が少ない
2020年に東京オリンピックが開催される影響で製造業の仕事量も増えていると言われています。
その影響で現在では多くの作業者が必要なので求人をたくさん出しています。
求人がたくさん出していれば基本的には応募してくる人がいるものなので人手不足にはならないはずです。
しかし求人をよく見てみると条件的にはあまり良くないものばかりです。
『工場側としてはオリンピック開催後に仕事量が減ると予測しているので好条件の求人を出せないのです。』
そのため働きたいと思う人も少なくなってしまうので人手不足の状態が続いてしまうのです。
高齢化も大きく影響している
今までは多くの団塊の世代やバブル世代の人が工場で働いていたので人手不足になる事はありませんでした。
しかし団塊の世代が定年退職してしかもバブル世代も50歳以上となっているのであと数年経てば定年退職となります。
そのため工場で働く人が大幅に減ってきてしまいわけです。
『若い世代の人口は団塊の世代やバブル世代より少ないので抜けた穴を埋めるのはなかなか難しいものです。』
またバブル崩壊後不景気になり収入も減ってきている影響で結婚していない人も増えてきています。
若い世代が少なくなり人口の高齢化が進んでいるのでその辺りも大きく影響しています。
製造業に魅力がなくなっているのも原因の一つ
以前は自動車業界を中心に製造業は花形の職業と言われていました。
そのため製造業に就職したいと考えている人も多かった時代でした。
『しかし現在ではネットの発達、スマホやタブレットの普及によりIT業界の方が花形の職業となっているので製造業に魅力を感じていない人が増えてきています。』
魅力を感じていない職業では働きたくないと考えるのが当たり前なので人も集まらなくなってしまうでしょう。
また製造業は人手不足と言われているわりに早期退職募集など実質の大量リストラを実施しているなど印象が悪い部分もあります。
その辺りに不安を感じて働きたくないと考えている人も多い傾向があります。