最終更新日:2018年10月10日
工場の生産管理は工場長や生産管理者が行う事が多いですが、数字を重視してしまう傾向があります。
確かに理屈では可能であっても実際に生産現場ではいろいろな問題が発生するので達成するのが難しいケースも少なくありません。
そのような時に数字で見ると可能だと言ってしまうと現場との関係も悪化してしまいます。
工場の生産管理をしていく時は数字だけでなくいろいろな部分を見ていかなければいけません。
そのためには見えない部分を見える化する事が大切になってきますが、どのような部分を視点にしていけばいいのか確認しておきましょう。
モノの見える化をする
工場の生産管理をする時は現場で使用しているモノの見える化をしていく必要があります。
作業中に使用する材料、工具、治具、ゲージなどが見えない状態になっているとしっかり管理する事が出来ないため不良品を出してしまう事もあります。
そのような時は働きやすくする事が大切になってくるので改善シートなどを作成して管理すると効果的です。
現状を写真で撮影する、発生する可能性がある問題に対する対策をする事でモノの見える化が出来るようになります。
働きやすい職場に改善されていくのでまずがモノの見える化を行うようにしてみましょう。
情報の見える化をする
生産現場には必要な部分もありますが、実は無駄になっている事も多いのです。
この無駄になっている部分をいつまでも放置していると効率良く製品を製造する事が出来なくなってしまいます。
そのためには情報の見える化をして無駄な部分を省いていく事が大切になってきます。
作業する時の動作の無駄、必要のない作業がある事の無駄、使用しない在庫が置いてある無駄など情報をしっかり把握しておく事が大切です。
このような無駄を改善していくと生産性の高い職場に改善していく事が出来ます。
生産管理表などを作成して実践している工場もあるので情報の見える化を行うようにして見ましょう。
日常管理の見える化をする
生産現場では使用する工具がなくなっているなどの問題が発生している事もあります。
工具がなくなっているため生産する事が出来なくて出荷が遅れるという残念なケースも少なくありません。
そのような時のために日常管理の見える化をする事も大切です。
工具の使う時のルールを決めて作業者全員に守るように指示すればなくなるのも防ぐ事が出来ます。
忘れがちな部分でもあるので日常管理の見える化を行う事も意識してみましょう。