最終更新日:2019年04月11日
店舗の内装は売上に左右しますが、その中でも特に照明は重要なポイントとなります。
照明は室内や商品を明るく照らすのはもちろんですが、空間作りのアイテムとしても欠かせません。
ここでは売上増加につながる店舗照明についてまとめてみましょう。
照明の知っておきたい用語と照明の種類とは?
効果的な照明を選ぶためには、照明の種類を知っておく必要があるでしょう。
まず照明にはいくつかの照度があります。
照度とは照明の明るさを示す数値であり、ルクスという単位になります。
照度は店の種類、部屋の用途によって法律やJIS規格で定められています。
例えば、JIS照度基準としてスーパーや百貨店などの陳列部は2000ルクス、細かい作業をするofficeは750ルクス、トイレや休憩所200ルクス、店内全体500ルクスなどと定められています。
照度は高ければ見えやすいというわけではなく、明るすぎてしまうと光が反射して商品が見えづらくなることもあります。
光色は人が感じる色味のことです。
オレンジがかった色味の電球色や、赤味がなく明るいクリアな色をした昼白色などもあります。
光源とは光の発信源で、太陽光の場合の光源は太陽になります。
近年人気のLEDは省エネ性に優れており、従来の光源に比べて寿命が長い電球になります。
照明の種類には、代表的なものとしてダウンライト、スポットライト、ブラケットライトなどがあります。
間接照明をうまく使い分けよう
効果的な照明をつけるためには、間接照明を上手く使うことが大切です。
空間演出として間接照明は欠かせません。
光をあえて天井や壁に向かって当てて、その反射した光を使って空間を照らす照明テクニックを間接照明と言います。
物に直接光を当てる時に比べて明るさは少なくなるものの、落ち着いた雰囲気になるのでレストランやバー、エステサロンなどリラックスする空間などにもおすすめです。
メインで室内を照らす直接照明と自然光とのバランスを考えながら照明計画を立てるとよいでしょう。
内装材の反射率にあわせた照明計画を行おう
壁や床に使用している内装材は、光の当たり具合がそれぞれの材質によって異なります。
大理石や白いクロス、ガラスなどは光を反射しやすい素材なので、にぎやかでモダンな奮起を与えてくれます。
木材、畳、塗り壁などは光が反射しにくいので、リラックスした落ち着いた照明演出ができるでしょう。