3点ユニットバス物件は不人気？バストイレ別にリノベーションは可能？ - 滋賀・京都で賃貸マンションアパートのリノベーション・リフォームならSAWAMURA

最終更新日:2021年03月01日

リノベーションを考えるべきポイントのひとつとして「3点ユニットバス」が挙げられます。

改めてどのような設備なのかご紹介するとともに、リノベーションをする際のポイントを解説していきましょう。

3点ユニットバスつきの物件を保有している賃貸オーナーさんは、ぜひ参考にしてくださいね。

• 1 「3点ユニットバス」とは？
• 2 現在の物件でお風呂とトイレを分けることはできる？
• 3 3点ユニットをバストイレ別にリフォームする際の費用相場
• 4 3点ユニットバスのリフォームをする際の注意点
• 5 まとめ

「3点ユニットバス」とは？

3点ユニットバスとは、バス、トイレ、洗面台という生活に必要不可欠な3点がひとつになった設備のことです。

不動産情報で「UB」、「ユニットバスあり」とされている物件の多くには、この3点ユニットバスが用いられています。

数十年前には、3点ユニットバスは限られたスペースも有効に活用でき、魅力あふれる機能的な設備と考えられていました。

しかし現代では、お風呂とトイレが切り離された物件を求める入居者が増えています。

そのため3点ユニットバスの物件は、マイナス要素があるとして弾かれてしまう可能性が高いのです。

もし、現在保有している物件が3点ユニットバス式で、かつ思うように入居者が増えないというのであれば、早急に人気のあるスタイルへ切り替えるべきでしょう。

現在の物件でお風呂とトイレを分けることはできる？

入居者を集めるような希望者の多い物件にするためには、やはりお風呂とトイレを別々にすることが効果的です。

現在、3点ユニットによって一箇所にまとめられている物件でも、ユニットをとりかえ別の場所に新しい設備を導入し、さらに壁やドアを入れることによってバストイレ別の物件にすることができます。

その際には、廊下やキッチン、居室の一部を削ってお風呂かトイレのどちらかを移動させるとよいでしょう。

現在収納スペースになっている場所や、同線を考えた場合に使いづらくなりそうな場所はないでしょうか？

トイレを移動させるのであれば、1畳ほどのスペースさえあれば新たに設置が可能です。

もしスペースが確保できそうであれば、3点ユニットバス物件をバストイレ別物件へするためのリフォーム、リノベーションを検討してみましょう。

3点ユニットをバストイレ別にリフォームする際の費用相場

3点ユニットをバストイレ別にする費用や方法は、間取り、配管の状況などのケースによってそれぞれ異なり、最適な方法を見極める必要があります。

例えばバススペースの外に給排水管を通し、壁とドアを設置する方法でトイレを分離させる方法の相場費用を挙げるならば、100～200万円ほどを目安とするとよいでしょう。

バストイレを移動させるにあたって、キッチンをはじめとしたほかの設備もあわせて一式を移動させなければいけないケースでは、さらに費用がかさんでしまうことも少なくありません。

また、移動させる際には、目に見えるスペースの問題だけでなく、床下のスペースの問題もかかわってきます。

もし給排水や電気配線についての工事もし直さなければいけないのであれば、その分費用が高くなりやすい傾向にあります。

コストはつきますが、その分使い勝手は格段に変わります。

あわせて独立洗面台などの設備をプラスすれば、入居者にとって非常に魅力的な環境が整いやすくなるでしょう。

3点ユニットバスのリフォームをする際の注意点

「3点ユニットバスをリフォームしよう！」と考えていても、物件内における排水管の状況を加味すると工事そのものが難しいケースもあります。

そのためまずは、物件の構造が現在どのようになっていて、今後どのようなリフォームが可能なのか見極めることが重要になります。

物件によって適切な工事や施工方法は違い、また個人で判断することは難しい問題ですから、必ず業者へ相談して判断を仰ぎましょう。

業者へは必ず見積りをとってもらい、かかる費用や施工方法をよく確認してもらいましょう。

また、思ったよりも工事費用がかさんでしまい、家賃収入での回収が難しくなるケースもあり得ます。

水回りのリフォームに対し技術やノウハウが足りていない業者へ注文してしまった場合には特に、思わぬ高額を請求されてしまう可能性もあるのです。

スムーズに3点ユニットバスリフォームを叶えるためには、実績があり信頼できる業者へ依頼することが重要です。

家賃とのバランスも照らし合わせ、リフォーム費用をきちんと回収する計画も練った上で、適切な工事を行いましょう。

まとめ

3点ユニットバス式の決して物件は少なくありませんが、やはりバストイレ別物件のほうが人気があり、設備の充実に従って家賃相場も高い傾向にあります。

家賃を下げて入居者がくるのを待つよりは、一度分離工事を行い、その後リフォーム費用を回収していく方が長い目で見てお得かもしれません。

不安なことやわからないことは業者へ相談して、適切な工事をお願いしましょう。