賃貸物件にはディンプルキーがおすすめ！防犯性を向上して空室対策に繋げよう - 滋賀・京都で賃貸マンションアパートのリノベーション・リフォームならSAWAMURA

最終更新日:2022年11月29日

賃貸オーナーは、ほかの物件との差別化や空室対策のためにも常に新たな設備を検討したり、現在の設備を見直したりする必要があります。

利便性や防犯性向上のため、ディンプルキーの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

ディンプルキーとはどんな鍵なのか、従来の鍵とどのように違うのかこの機会に知識を深めてみませんか？

• 1 ディンプルキーとは？
• 2 ディンプルキーのメリット
• 3 ディンプルキーの仕組み
• 4 ディンプルキーの鍵開けや鍵交換は？
• 5 まとめ

ディンプルキーとは？

賃貸オーナーにとって、物件の設備は差別化を図る非常に重要なポイントとなります。

特に防犯面は、「安心して生活するために必ずチェックしたい」と考える入居者も多いため、賃貸オーナーにも工夫が求められます。

そして近年、防犯性に優れた鍵として注目を集めているのがディンプルキーです。

ディンプルキーとは物件のほか、自転車、金庫などにも使われる鍵の種類であり、高い防犯性で知られています。

一般的な鍵は、側面のぎざぎざした部分のデザインが鍵ごとに違っていますよね。

しかしディンプルキーの場合、側面のぎざぎざはなく、その分表面にディンプルと呼ばれるくぼみがほどこされその大きさや深さが異なります。

裏表ともに使うことができ、KABAやMIWAといったメーカーで多く作られています。

また、ディンプルキーは簡単に複製ができません。

一般的な鍵はホームセンターなどでもコピー品が作れてしまいますが、ディンプルキーの場合複雑な作りになっていることからすぐにコピーを作ることは難しいでしょう。

中には登録制のディンプルキーも存在します。

ディンプルキーのメリット

近年、ディンプルキーが多くの場で活用されている理由として、やはり防犯性の高さが評価されていることが挙げられるでしょう。

従来の一般的な鍵は、ピッキングによって数分程度で開錠されてしまうと言われていました。

しかしディンプルキーの場合、開錠に必要な凸凹の組み合わせは数百億という果てしない数があるとされています。

そのため、ピッキングしようとしても時間がかかり、空き巣に狙われにくくなる……と言われているのです。

物件の防犯性を高めたいとき、非常に役立つ存在と言えるでしょう。

特に女性の一人暮らしや、ファミリー世帯の入居者が多い物件であれば、防犯性に優れたディンプルキーは必要不可欠とも言えます。

入居者が決まりにくい一階の物件なども「ディンプルキーを導入しています」と伝えることで、入居者が決まるかもしれません。

ディンプルキーの仕組み

鍵には「ピン」と呼ばれる、開錠のために必要な仕組みがあります。

ディンプルキーは一般的な鍵に比べ、ピンの数が多いことが特徴です。

通常の鍵はピンが1方向から数方向であるのに対し、ディンプルキーには十数本ものピンが作られています。

角度や大きさもそれぞれ違うことから、前述のように簡単に複製したり、開錠したりしにくくなっているのです。

そのため賃貸オーナーは、新しく鍵を作るにも時間や費用がかかりやすいことは理解しておかなければいけません。

通常の鍵よりも複雑な構造の分、作成にも技術が必要になってしまい、専用の機械も要ることから対応できる業者も限られます。

はじめに受け取った鍵は、入居者、賃貸オーナー、不動産会社と分散して持つようにしましょう。

そのほかにディンプルキーを作成するときには、メーカーや鍵番号といった情報が必要になります。

入居者に求められたときすぐ対応できるよう、あらかじめメーカーや鍵番号がわかるように写真を保存して管理しておくとよいでしょう。

場合によっては、メーカーと鍵番号の情報によってインターネットから注文できるかもしれません。

ただし届くまでに時間がかかるケースもある点は理解しておきましょう。

ディンプルキーの鍵開けや鍵交換は？

賃貸物件を経営していると、入居者が鍵をなくしてしまったり、鍵交換を依頼したりすることもあるでしょう。

もちろん入退室があったときには、防犯のためにその都度鍵交換をしなければいけません。

ディンプルキーの場合は、鍵開けや鍵交換においてもやはり値段が高くなったり、時間がかかったりしやすい傾向にありますので理解しておきましょう。

そして、賃貸オーナーはディンプルキーの取り扱いに対応している業者を見つけておきましょう。

鍵開けや鍵交換を依頼するときには「ディンプルキーなのですが」と伝え、対応可能か確認してください。

また、現在ディンプルキーでない鍵を導入している場合、入退室のタイミングでディンプルキーへの鍵交換を検討するのもいいかもしれません。

空室に悩んでいるときには特に、この機会にディンプルキーへの移行を検討しましょう。

まとめ

ディンプルキーは従来の鍵よりも高い防犯性が魅力で、物件の防犯性向上を目指しているときには価値のある設備と言えるでしょう。

ディンプルキーを導入したことにより、「防犯性に優れた物件です」と売り出すのもいいかもしれませんね。