不動産管理会社とは？空室対策に強い管理会社の見極め方 - 滋賀・京都で賃貸マンションアパートのリノベーション・リフォームならSAWAMURA

最終更新日:2022年11月29日

賃貸オーナーは、安定した経営のために不動産管理会社との二人三脚で業務を進めていくことも大切です。

そこで改めて、「不動産管理会社」とはどういった存在なのか解説していきましょう。

どのような業務をお願いできるのかあらためて確認し、安定的な経営につなげる術を考えてみませんか？

• 1 不動産管理会社とは？
• 2 不動産会社と不動産管理会社の違い
• 3 不動産管理会社の管理の種類とは？
• 4 不動産管理会社の見つけ方
• 5 まとめ

不動産管理会社とは？

不動産管理会社とは、賃貸オーナーからの委託によって、アパートやマンションの管理業務を実施する企業のことです。

管理会社に委託する業務には例えば入居者の入退室の処理、クレーム処理、契約処理、賃料の徴収や督促、管理や清掃などが挙げられます。

さらに空室が発生したときには、入居者希望者へ物件を紹介したり、審査したり、契約締結業務を行なったりします。

ただしすベての不動産管理会社で、上記の業務すべてを委託できるわけではありません。

一部の業務はオプション料金が発生するなど、契約によって変わることもありますので契約前によく確認しておくべきでしょう。

不動産会社と不動産管理会社の違い

不動産会社と不動産管理会社は、一見すると同じ企業を指しているように見えるかもしれません。

中には実際に同じ企業を指しているケースもありますが、一般的には「宅地建物取引業法の免許が必要か否か」という違いがあります。

不動産会社の経営には、宅地建物取引業法の免許が必要です。

事務所で働く人のうち、5人に1人という割合で、専任の宅地建物取引士を配置しなければいけない……などの決まりがあります。

宅地建物取引業法の免許がないと、物件の売買や交換、賃借の代理・媒介などを行うことができません。

例えば空室があるアパートの入居者募集をお願いするのであれば「宅地建物取引業法の免許を持っている不動産会社」でなければいけません。

ところが不動産管理会社の場合は、宅地建物取引業法の免許がなくても構いません。

宅地建物取引業法の免許を持たない企業や個人的へも、賃貸物件の管理業を委託すること自体はできるのです。

ちなみに、管理委託契約を締結する上では「賃貸借代理及び管理委託契約書」といった書類を作成することもあります。

こうした書類は不動産会社の業務と不動産管理会社の業務の双方を委託しているということを意味しています。

このように、不動産会社と不動産管理会社がひとつになって業務を引き受けるケースもあります。

不動産管理会社の管理の種類とは？

管理と一言でいっても、その契約や方法にはさまざまな種類があります。

まずは「管理委託」という、不動産会社に金銭を支払った上で委託して管理をお願いする契約です。

契約は入居者ごとに行い、それぞれ別個の不動産管理会社へ委託することもできます。

もし管理業務に満足できなければ、契約を解除し別の不動産管理会社と契約すればよいので、乗り換えるのも気軽です。

そのほかに、不動産管理会社が賃貸物件一棟をまるまる借り上げ管理する方法もあります。

この場合、建物オーナーは各部屋の賃料を不動産管理会社から受け取ります。

賃料については、毎月固定の契約と固定でない契約の両方があるため、きちんと確認しておきましょう。

固定ではない契約では、空室があればその分少なくなり、賃貸オーナーが空室リスクを負うことになります。

固定契約は空室数に関係なく収入が変わらないのがメリットですが、あまり空室が続く場合には減額もありうるでしょう。

賃貸借契約は入居者ごとに行わずに済み、入退去の手間を軽減できます。

ただし不動産管理会社との賃貸借契約は解約が面倒になりやすいので注意してください。

不動産管理会社の見つけ方

不動産管理会社は、「地域名　不動産管理」などで検索することで見つけることができます。

さまざまな企業が見つかるかもしれませんが、できれば賃貸物件の経営にまつわる、多くのノウハウを保有している企業を探しあてたいものです。

特に賃貸オーナーにとって大きな課題となるのが「空室問題」ですよね。

そこで「どのような空室対策を行なっているか」に注目してみましょう。

日頃から、賃貸オーナーへ向けてさまざまなアドバイスを行い親身に対応している企業なら、空室対策のノウハウも多数保有しています。

「空室に悩んでいるんですが、どうすればいいですかね」というように相談してみて、親身な姿勢があるか、アイディアを出してくれるかといった部分を見極めながら、信頼できる会社を探してみてください。

まとめ

不動産管理会社とは、不動産会社とは違い宅地建物取引業法の免許がなくとも経営できる会社のことです。

賃貸物件の管理業務のほか、契約にまつわる業務も委託できます。

さまざまな会社がありますので、空室対策も含めて信頼できるノウハウのある会社を探してみましょう。