賃貸オーナー向け！木造アパートは騒音が響きやすいって本当？効果的な対策とは？ - 滋賀・京都で賃貸マンションアパートのリノベーション・リフォームならSAWAMURA

最終更新日:2023年09月25日

木造アパートというと「騒音トラブルが起きやすい」とイメージする人も多いものです。

しかし実際のところ、きちんと防音設備を導入し、対策していれば生活音が必要以上に響きすぎることはありません。

木造の物件を経営している賃貸オーナーさんは、これからご紹介する内容をもとに今一度防音について考えてみませんか？

• 1 木造アパートが「音が響く」と言われるのはなぜ？
• 2 対策その1：音が伝わりやすい床・壁を厚くする
• 3 対策その2：遮音マットを活用する
• 4 3：防音カーテンを活用する
• 5 4：遮音テープを活用する
• 6 5：内窓を設置する
• 7 まとめ

木造アパートが「音が響く」と言われるのはなぜ？

一般的に木造アパートは、鉄筋アパートなどほかのアパートと比べたときに遮音性が低いとされています。

その理由には、音が伝わる仕組みが関係しています。

賃貸物件における生活音は一般的に、床や壁から伝わっていくとされています。

木造アパートは、部屋同士のあいだに入る壁が鉄筋などほかの構造の物件に比べて、やや薄めになっています。

そのため近くの部屋に伝わりやすく、住民同士で「うるさい」と感じやすい状況に陥ってしまうのです。

また、騒音には空気によって伝播するタイプのものもあります。

例えば話し声などの騒音の場合は、空気を通じて伝わっていきます。

窓の隙間などから入ってきた空気を介し、騒音が伝わっていきます。

このような騒音を防ぐためには、窓などからも騒音が伝わらないよう工夫することも大切です。

対策その1：音が伝わりやすい床・壁を厚くする

前述の通り、最も音の伝わりやすい床や壁は、騒音対策において非常に重要です。

他の物件よりも薄い傾向にある木造アパートでは、床や壁を二重構造にすることが効果的と言えるでしょう。

薄い壁もしっかり厚みを出して振動を減らすことができ、防音につながります。

例えば、従来の壁の他に石膏ボードなどを重ねて貼ることも効果的な工夫と言えるでしょう。

床や壁を張り替えるよりも、安い予算で工事を終えられるのも魅力です。

対策その2：遮音マットを活用する

防音を叶えてくれる遮音マットは、ホームセンターなどで入手できます。

部屋のサイズに合わせて用意し、畳やフローリングの下に敷くことによって、防音を叶えてくれるでしょう。

床から伝わる足音などを抑えてくれるので、階下への影響を少なくできます。

二階以上の階数で、上下の騒音トラブルが多い場合には、高い遮音性能を期待できるため導入すべきでしょう。

3：防音カーテンを活用する

窓を伝わる騒音には、防音カーテンも効果的です。

防音カーテンはとても簡単に取り付けられるので、賃貸オーナーにぜひ試してもらいたい方法と言えます。

一般的なカーテンと同じように、窓辺に取り付けるだけで防音につながるでしょう。

レースカーテンと二重にすることで、ますます効果を感じやすくなります。

ただしせっかく賃貸オーナーが用意していても、入居者によっては「デザインが好みでない」などの理由で勝手に外してしまう可能性もあります。

ほかの根本的な対策と組み合わせながら、高い効果を期待できるよう工夫しましょう。

4：遮音テープを活用する

遮音カーテンを利用してもまだ騒音が気になる時や、よりしっかりと防音したいときには遮音テープがおすすめです。

遮音テープとは、窓に貼ることで空気がもれる隙間を埋めてくれるアイテムです。

これひとつで完全な防音ができるわけではないものの、遮音カーテンなどほかの多作と組み合わせることでますます効果が高まります。

大掛かりな工事がいらず、簡単に導入できることも大きな魅力と言えます。

色んな対策を行う中で、併用する方法のひとつとして覚えておくと良いでしょう。

5：内窓を設置する

どうしても騒音につながりやすい窓に関する対策は、まだまだあります。

そのひとつとなるのが、内窓を取り付ける方法です。

内窓は、高気密であることから防音に最適と言えるでしょう。

またアルミサッシを取り付け、二重サッシの状態にすることでも、防音効果を高めることができます。

ガラスがどれだけ厚く、防音性に優れていても、アルミサッシから漏れてしまえば結局音が響いてしまいます。

窓の隙間から侵入する音を抑えることで、より音の響きにくい環境を作ることができます。

まとめ

木造アパートは、そうでない物件に比べて壁が薄いなどの理由から騒音トラブルが起きやすい傾向にあります。

そのままにしていると入居者同士のトラブルも起きやすくなってしまいますから、賃貸オーナーはさまざまな工夫を取り入れて解決を目指しましょう。

特に、壁や窓は音が伝わりやすい部分ですから、賃貸オーナーが積極的に手を入れて丁寧に対処することが、トラブルを未然に防ぐ上で大切です。