京都府の家賃は高い？安いエリアはどこ？賃料に悩むオーナー向けのポイント - 滋賀・京都で賃貸マンションアパートのリノベーション・リフォームならSAWAMURA

最終更新日:2023年09月25日

賃貸物件を選ぶ人にとって「物件の賃料」は特に気になる問題となるでしょう。

具体的な金額はエリアによっても異なりますので、それぞれの地域に絞って平均的な賃料について考えてみることが大切です。

今回は特に、京都府の家賃に注目してご紹介してみますので、賃貸オーナーは参考にしてくださいね。

• 1 京都府の家賃事情はどうなっている？
• 2 京都府で比較的家賃が安いエリアとは？
• 3 家賃が安い物件の特徴
• 4 賃料アップを目指したいときにはどうすればいい？
• 5 まとめ

京都府の家賃事情はどうなっている？

京都府は関西エリアの中でも、人口が多く発展した都市の一つと言えるでしょう。

とは言え広い面積を保有していることから、都市部と地方とでは家賃事情も大きく変わります。

京都駅周辺の特に栄えているエリアでは、やはり安いとは言い難い傾向にあります。

一人暮らし向きのワンルームマンションでも、おおよそ5万円前後目安となるでしょう。

さらに入居に当たっては、家賃のほか初期費用がかかることもありますし、更新に当たっては更新料もかかります。

5万円の物件だからといって、5万円あれば入居できるというわけではないケースがほとんどです。

しかし駅を離れたり、そもそも京都市から離れたりすることで相場の金額は変わっていきます。

京都府で比較的家賃が安いエリアとは？

京都府で相場に比べ比較的家賃が安いエリアには、例えば南丹市があります。

国の重要伝統的建造物保存地区などもあり、自然豊かな景観を楽しめるでしょう。

このエリアは、京都駅周辺で5万円前後の賃料となっているワンルームと似たような条件の物件でも、3万円ほどにおさまる物件が少なくありません。

ただし、京都駅や京都の中心部からはやや距離があります。

市内から京都の中心部へ通っている人であれば、あまり立地のいいエリアとは言い難く、それゆえ比較的安い傾向になっているのです。

さらに駅やバス停からも距離のある物件となれば、ますます通勤や通学の負担が増えます。

利便性については、不満を感じてしまう人もいるでしょう。

そうした人にとって「でも、賃料が安いので助かる」「この金額でこの設備はうれしい」などのメリットがあれば、選ばれる物件となるはずです。

京都市内で比較的安いエリアには、東山区や左京区が挙げられます。

どちらも平安神宮や下鴨神社、銀閣寺といった有名なスポットがある地域です。

そのため、地域に足を運んだことがある人も多いかもしれません。

観光客が多く訪れるので、比較的整備されていると言えるでしょう。

それでいて比較的賃貸物件が安いのは、大学をはじめ多くの学校があり、一人暮らし用物件が多いエリアであることが関係しています。

競合物件が多いからこそ、家賃もある程度に抑えられています。

京都市内でありながら安いエリアと言えるでしょう。

家賃が安い物件の特徴

家賃がほかの物件よりも安い物件の特徴はいくつかあります。

現在、物件の空室に悩んでいる賃貸オーナーは、以下のような条件に当てはまっていないかチェックしてみるところから始めましょう。

◇駅から遠い
◇バス停なども近くにないなど、利便性が悪い
◇線路沿いなど、騒音が気になりやすい環境
◇木造建築
◇居住空間が狭い
◇風呂なし
◇共用トイレ

このような条件に当てはまっている物件は、安い金額に設定しなければなかなか入居希望者が見つからないかもしれません。

状況に応じて、賃料を考えてみることが安定して入居者を獲得するコツと言えるでしょう。

敷金や礼金を無料にしてみたり、フリーレント制度を取り入れたりするのもいいかもしれません。

賃料アップを目指したいときにはどうすればいい？

周辺エリアの平均的な賃料を知った上で「もう少し高い金額を設定できないものか」と頭を悩ませてしまうこともあるのではないでしょうか。

結論から言えば、自分の物件だけ周辺よりも高い金額に設定するということも可能です。

しかし、条件はほとんど変わらないのにある物件は高く、ある物件は安い……という状態では、やはり入居希望者は少しでも安い方へ流れてしまうでしょう。

入居者をきちんと獲得するためには、周辺の競合物件との明確な差別化が必要不可欠です。

そのためにも意識したいのが、物件の設備です。

例えば駅までの距離が同じ、間取りも同じという物件でも、設備が良ければ「多少高くてもそちらを選びたい」と考える人が出てきます。

人気の設備には、次のようなものがあります。

◇オートロック
◇宅配ボックス
◇モニター付きインターフォン
◇浴室乾燥機
◇給湯器
◇独立洗面台
◇ウォシュレット
◇バストイレ別

こうした設備を後から増やすことによって、似たような条件の物件でも賃料アップが望めます。

立地や間取りなどはなかなか後から変更できるものではありませんが、設備投資であれば思いついたタイミングからいつでも、いくらでもできます。

リフォームやリノベーションは初期投資はかかるものの、その後の入居が見込めるなら長きに渡って利益を生んでくれるでしょう。

まとめ

京都府内でも、特に京都駅周辺は賃貸物件の賃料も比較的高い傾向にあります。

しかし京都府全域でそのような基準になっているかと言えばそんなことはなく、京都市外ではもう少し安い物件も多いほか、市内でもエリアによって賃料が変わります。

賃貸物件のオーナーは、エリアの平均賃料を確認しながら適正価格について考えてみましょう。