原状回復の費用を抑えるならクッションフロアがおすすめ！張り替えコストとメリット、デメリット - 滋賀・京都で賃貸マンションアパートのリノベーション・リフォームならSAWAMURA

最終更新日:2023年10月31日

原状回復のたび張り替える床材のコストに悩んでしまった賃貸オーナーは、クッションフロアの導入を考えてみませんか？

この記事ではクッションフロアとほかの床材との違いや特徴、メリットなどをご紹介していきます。

あわせて、クッションフロアが劣化してきたときの張り替えについても解説していきますので賃貸オーナーはぜひご参考ください。

• 1 クッションフロアとは？
• 2 クッションフロアのメリット
• 3 クッションフロアのデメリット
• 4 クッションフロアの耐用年数とは？
• 5 まとめ

クッションフロアとは？

クッションフロアとは、やや厚みとクッション性のある塩化ビニール素材の床材のことです。

厚さは多くの場合、2mm～4mmほどで、シートのようになっています。

クッションフロアという名前の通りクッション性に優れているので、赤ちゃんやペットのいるご家庭では特に好まれます。

掃除やお手入れがしやすいのも魅力です。

また、フローリングなどに比べ防水性が高いのも特徴です。

洗面所やトイレのような水回りにも最適な床材と言えます。

さらに、比較的安価で簡単に施工もできます。

クッションフロアのメリット

クッションフロアは、フローリングなどそのほかの床材に比べてリーズナブルなのが特徴です。

リーズナブルな分、交換の際の費用も抑えられます。

賃貸物件では、入居者の退去があるたびに原状回復をしなければいけません。

しかし、クッションフロアなら賃貸オーナーが自分で張り替えることも可能です。

業者に依頼しなければ原状回復ができない床材に比べ、コストを抑えられるでしょう。

学生向けアパートなど入居者の入れ替わりが多い物件では特に、原状回復のコストがかさんでしまいます。

クッションフロアのように施工しやすい床材なら、手軽にリフォームできるでしょう。

「ゆくゆくは全面フローリングにしたいけれど、コスト面が心配」というような時に、まずはクッションフロアを取り入れるのも良いでしょう。

また、クッションフロアはカラーや柄が豊富なので、色んな印象を実現できます。

フローリングは、木目調でブラウンやベージュなどのカラーのものが一般的ですよね。

しかしクッションフロアは木目調のほか、タイル調や大理石調などの柄があります。

カラーも部屋が明るい雰囲気になる明るめのもののほか、重厚感を感じさせる暗めのカラーなどさまざまです。

床材を変えるだけで、部屋の雰囲気が一気に変わることもめずらしくありません。

物件の印象をアップして入居者獲得を目指したい時、おすすめです。

クッションフロアのデメリット

クッションフロアならではの特徴として、クッション性が高いためにどうしてもあとがつきやすいことが挙げられます。

特に、重い家具や家電を置いた場所は、それらを動かした後もあとがついたまま……ということがあるでしょう。

場合によっては、重いものを落とした、移動させるために引きずったというだけであとがついてしまいます。

さらに、塩化ビニールは熱に弱いという特徴を持っています。

直射日光の当たる場所のクッションフロアは、影響を受けて変色してしまう可能性があります。

場合によっては縮むなど、変形してしまうこともあります。

このような脆さは、クッションフロアのデメリットと言えるでしょう。

耐久性が低い分、クッションフロアはこまめに張り替えなければいけません。

クッションフロアの耐用年数とは？

クッションフロアの耐用年数は、6年ほどが目安となります。

一般的なフローリングに比べると、やや短めと言えるでしょう。

そして前述の通りクッションフロアは、ちょっとした動きで傷や汚れがついてしまいます。

きれいな状態は、耐用年数の6年も持たないでしょう。

そのため賃貸物件の場合は、入居者が退去したタイミングの原状回復で必ず張り替えましょう。

入居者は1〜2年などの短いスパンで退去してしまうこともありますが、できれば前回のクッションフロアの張り替えから2年ほど経っているなら張り替えておくべきと言えるでしょう。

クッションフロアは、退去のタイミングでしか張り替えることができません。

そのままにしておくと、その後新たに入った入居者が退去するまで張り替えるチャンスがなくなってしまいます。

耐用年数もあっというまにやってきてしまうでしょうから、しっかり張り替えておくべきでしょう。

まとめ

クッションフロアは、その名前の通りクッション性の優れた床材で、赤ちゃんやペットのいるご家庭では特に重宝されます。

水気に強く、お手入れが楽であることや、種類豊富でさまざまな印象を引き立てられることもクッションフロアの魅力です。

ただし耐久性はフローリングなどに比べて低いことから、賃貸オーナーはこまめにお手入れをして、張り替えるよう心がけましょう。