賃貸物件の害虫駆除は誰が行う？賃貸オーナーが行うべき対策とは？ - 滋賀・京都で賃貸マンションアパートのリノベーション・リフォームならSAWAMURA

最終更新日:2023年10月31日

快適な住環境を叶える上で、害虫駆除は欠かせませんよね。

賃貸物件においては害虫駆除をどのように行うか、また誰が行うのかといった点が曖昧になりがちですが、賃貸オーナーは責任を持って対処しましょう。

トラブルを未然に防ぐためにも、賃貸オーナーが知っておきたい害虫対策情報をまとめていきます。

• 1 賃貸物件における害虫問題はシビアな問題
• 2 賃貸物件における害虫駆除の負担は誰が担う？
• 3 賃貸オーナーにできる害虫対策
• 4 害虫駆除の適切な方法
• 5 まとめ

賃貸物件における害虫問題はシビアな問題

理想的な住環境を構築する要素はさまざまありますが、その中でも「害虫がいない」という点を重視する人は多いのではないでしょうか。

害虫の存在は端的に不快感があるほか、場合によっては健康面の悪影響にも繋がります。

そんな害虫が、時には生活環境に侵入してしまうこともあるでしょう。

特に、物件の周りに自然豊かな環境があったり、草むらに隣接していたりするケースでは、どうしても害虫が入ってきやすくなってしまいます。

場合によっては「虫が多い」という理由で、退去を選ぶ人もいるかもしれません。

賃貸物件における害虫駆除の負担は誰が担う？

入居者の生活環境に害虫が発生したときには、基本的に駆除は入居者自身が行うことになります。

そもそも、その入居者がゴミを放置していたなどの理由によって害虫が発生していると考えられるのであれば、賃貸オーナーは入居者に対し注意をうながすこともできます。

害虫の問題は、その部屋に住む人の問題だけではありません。

近隣の部屋に住む入居者にも影響を及ぼしてしまうため、賃貸オーナーは住民トラブルに陥る前に対処しましょう。

場合によっては「ほかの部屋のゴミによって害虫が発生しているからなんとかしてほしい」というクレームが賃貸オーナーのもとに寄せられることもあります。

もし、害虫が原因となって「この部屋に住みたくない」という状況に陥っているのであれば、賃貸オーナーは自らの責任として改善を目指さなければいけません。

一方で、害虫が発生している原因が賃貸オーナーにあるかどうかという判断は非常に難しいものです。

例えば建物や配管設備などが原因となって害虫が発生しているのであれば、責任は賃貸オーナーにあると判断されるでしょう。

しかし入居者の管理不足により発生しているのであれば、責任は入居者自身にあり入居者が負担すべきと言えます。

害虫の原因は明確に判明しにくく、解決までには時間がかかることもあります。

賃貸オーナーにできる害虫対策

害虫トラブルを起こさないためには、あらかじめ害虫対策をしておくことが非常に重要です。

まず大切なのが、害虫の侵入経路の確認です。

例えば換気口などの侵入口に防虫網を取り付けることでも、害虫トラブルが減る可能性が高くなります。

換気口は外して確認することで、虫の痕跡に気づくこともあります。

害虫のフンなどが発見されたときには、すみずみまでより丁寧な対策が必要になります。

害虫の侵入経路は室内からも防げますので、空室になったタイミングで一度侵入経路を確認しておくのも良いでしょう。

丁寧なクリーニングや害虫対策は、空室になったタイミングでしかできません。

殺虫剤の使用やシーリングなども行いながらきっちり害虫対策を行いましょう。

賃貸オーナー自身で行うのが大変であれば、害虫駆除の業者を頼るのもひとつの手です。

素人では扱いにくい、より効果的な方法で駆除してもらえるでしょう。

害虫駆除の適切な方法

害虫駆除の方法は、害虫の種類によっても異なります。

基本的には殺虫剤を使った方法が主になりますが、害虫の種類によっては市販の殺虫剤を使っただけではどうにもならないこともあります。

例えば「ハチが巣を作ってしまった」というとき、賃貸オーナーや入居者が自己判断で対応するのはとても危険です。

刺激したことによって、ハチが興奮し刺されてしまった……ということにもなるかもしれません。

最悪のケースでは、命に関わることもあるでしょう。

無理せず、必ず専門業者に依頼して対処してもらうようにしてください。

もうひとつ、注意しなければいけないのがシロアリの駆除です。

シロアリは放置していると建物そのものに影響を与えてしまいます。

土台や柱のような建物の基礎部分が侵食されてしまえば、建物の耐久性に大きく関わります。

駆除にあたっては専門的な知識が必要です。

このようなケースでも、無理に対応しようとせず専門業者へ連絡してください。

まとめ

害虫問題は誰かが意図的に行なっていることではありませんが、入居者にとっては「住み続けたくない」という問題になりかねない大きな問題です。

賃貸オーナーは、入居者の生活環境を整えるためにも積極的にサポートし、害虫対策を行いましょう。

場合によっては賃貸オーナー自ら行うのが難しいケースもありますので、すべて自分でやろうとせず専門業者へ連絡するようにしてください。