賃貸物件にごみ置き場は必須？設置することで期待できる効果と設置の流れ - 滋賀・京都で賃貸マンションアパートのリノベーション・リフォームならSAWAMURA

最終更新日:2023年12月25日

賃貸物件にあらゆる設備を導入することで、他の物件との差別化につながります。

そこで、生活に必要不可欠な設備の一つである「ごみ置き場」に注目し、より良い物件を目指しましょう。

ごみ置き場の整備が空室対策へとつながっていく理由について、解説していきます。

• 1 アパートやマンションには必ずごみ置き場を設置しなければいけないの？
• 2 アパートやマンションにごみ置き場を設置するメリット
• 3 賃貸物件にごみ置き場を設置する時の流れ
• 4 ごみ置き場を設置して空室対策につなげよう
• 5 まとめ

アパートやマンションには必ずごみ置き場を設置しなければいけないの？

アパートやマンションを見ていると、敷地内に入居者専用のごみ置き場を設置している物件が多く目に留まるのではないでしょうか。

今や、専用ごみ置き場は必須とも言えそうなほど、多くの物件に取り入れられています。

しかし、アパートやマンションにごみ置き場の設置義務があるかと言えば、実はそんなことはありません。

法律で「物件にはごみ置き場を設置しなければならない」というような義務があるわけではないので、仮にごみ置き場を設置しなくても問題はないのです。

ごみ置き場がない物件であれば、入居者は物件の近くにある、自治会が管理するごみ置き場を利用することになります。

ちなみに、先ほど「法律での設置義務はない」と言いましたが「条例での設置義務」がある場合に注意しましょう。

条例とは、自治体、自治会ごとに定めている決まりです。

条例でごみ置き場の設置が義務付けられている場合、その地域に物件を構える賃貸オーナーは条例に基づいてごみ置き場を設置しなければいけません。

そのため、詳細については自治会に確認する必要があるでしょう。

アパートやマンションにごみ置き場を設置するメリット

例え、設置義務がなかったとしても、アパートやマンションにはごみ置き場を設置した方が良いと言えるでしょう。

その理由として、ごみ置き場がないというだけで入居者の抵抗感につながりやすいという点が挙げられます。

ごみ置き場が敷地内にないと、前述の通りわざわざ遠くのごみ置き場まで捨てに行かなければいけません。

正直なところ、この手間を面倒だと感じる入居者は少なくないでしょう。

また、自治体によっては、ごみを捨てる際に指定の中身が見えるごみ袋を使わなければいけない場合もあります。

そのようなごみ袋は、プライバシーの問題につながりやすく、離れた場所のごみ置き場まで運ぶことに抵抗を覚える人もいるでしょう。

入居希望の人も、内見時にごみ置き場がないことに気づけば、入居をためらってしまうかもしれません。

ほとんど同じ条件で、ごみ置き場のある物件とない物件を比較しているとなれば、やはりごみ置き場のある物件の方が魅力がありますよね。

また、ごみ置き場の問題は巡り巡って賃貸オーナーの責任となる場合もあります。

もし、自治会のごみ置き場に入居者が捨てたごみがきっかけでトラブルになった場合には、賃貸オーナーのもとに苦情が入るかもしれません。

賃貸物件にごみ置き場を設置する時の流れ

アパートやマンションにごみ置き場を設置するときには、あらかじめ自治体へ相談した上で、届け出を出さなければいけません。

というのも、賃貸オーナーによる個人の采配で勝手にごみ置き場を設置しただけでは、そこにごみ置き場があることを周知されません。

きちんと届け出をして、ごみを収集するルートに加えてもらう必要があります。

詳細は自治体ごとに違うため、まずは自治体に連絡し、確認をとりましょう。

続いて、本格的にごみ置き場を設置する準備を行います。

ごみ置き場を設置する時には、どこに、どのくらいの広さで設置するかをよく検討しましょう。

ごみ置き場の広さに対し、アパートの戸数や入居者数が多すぎる場合、ごみが入り切らなくなってしまうかもしれません。

道路にあふれ出てしまったごみは不衛生な印象になるだけでなく、野良猫やカラスなどに荒らされてしまうこともあります。

害虫や匂いの問題にもつながり近隣住民にも迷惑をかけますので、余裕のあるサイズを設置しましょう。

サイズや詳細が決まったら、いよいよ設置工事です。

屋根やドア付きのごみ置き場を設置するのであれば、大掛かりな工事となりますので業者へ相談し計画的に進めていきましょう。

簡易的なごみ置き場の場合は、どこまでがごみ置き場の範囲となるのか明確にわかるよう設置し、ネットなどの設備も整えてください。

ごみ置き場を設置して空室対策につなげよう

現在、経営している賃貸物件にごみ置き場がない場合、この機会に設置することで空室対策につながることがあります。

賃貸物件におけるさまざまな設備は、入居者にとって大きな魅力となります。

「なかなか空室が埋まらない」
「思ったよりも入居希望者が少ない」

このような問題を抱えている賃貸オーナーは、入居者の目線に立ち設備を充実させることで解決へ導きましょう。

まとめ

ごみ置き場は、今やアパートやマンションに必須と言える設備の一つです。

しかし法律で設置が義務付けられているわけではなく、条例等でも決まりがないのであれば「必ず設置しなければいけない」というものではありません。

とは言えごみ置き場がないと入居者の満足度が下がり、空室にもつながりやすいため現在設備が整っていないならこの機会に設置を検討しましょう。