アパートにはゴミ捨て場の設置が必須？ルールを決めないと住民トラブルのもとになるかも！ - 滋賀・京都で賃貸マンションアパートのリノベーション・リフォームならSAWAMURA

最終更新日:2024年05月02日

アパートのような集合住宅では、共同のゴミ捨て場が必要な設備のひとつとなります。

設置にあたってはやるべきことも多いですから、トラブルを避けるためにも事前にしっかり確認しておきましょう。

決めるべきルールやゴミ捨て場のタイプなど、賃貸経営に必要な知識について解説していきます。

• 1 アパートのゴミ捨て場を設置するとき気をつけること
• 2 アパートのゴミ捨て場にはタイプがある
• 3 ゴミ捨てにはルールを決めよう
• 4 賃貸物件のゴミ捨て場で起こりやすいトラブル
• 5 まとめ

アパートのゴミ捨て場を設置するとき気をつけること

アパートやマンションにおいて、住宅専用の共同ゴミ捨て場があることは条例で義務付けられています。

「ゴミ捨て場が遠く、わざわざ捨てに行かなければいけない」
「ゴミ捨て場が不衛生」

このような物件は印象も悪く、せっかく内見に来てくれる人がいても、入居者が決まりにくくなってしまう可能性もあります。

今一度、ゴミ捨て場について見直すことは賃貸物件の空室対策もつながるでしょう。

賃貸物件にゴミ捨て場を設置するときは、あらかじめ自治体へ届け出を出さなければいけません。

ゴミ捨て場の設置に関しては自治体ごとのルールもあるため、まずは自治体へ相談してみましょう。

必要な書類についてもあわせて確認し、届け出を出してください。

アパートのゴミ捨て場にはタイプがある

アパートのゴミ捨て場には、まず「直置き」というタイプがあります。

つまり、決められたエリアに直接ゴミを置くタイプのゴミ捨て場です。

管理の際には「ここからここまでがゴミ置き場」と指定するだけなのでとても簡単です。

しかし、カラスや動物に荒らされる、害虫が発生する、悪臭が発生するといったトラブルが起きやすいため注意が必要です。

続いて直置きタイプに近いものの、境目を明確にしたものとして「囲いタイプ」があります。

エリアがわかりやすいよう、ブロックなどで囲ってあるゴミ捨て場のことです。

こちらも比較的設置が楽な一方、害虫や悪臭のトラブルは起きやすいので注意しましょう。

続いて、小さな部屋のようなスペースを確保する「棚置きタイプ」もあります。

こちらは扉や屋根がついているため、害虫や悪臭のようなトラブルを避けやすいでしょう。

その分、設置のコストはかかりやすくなります。

ゴミ捨てにはルールを決めよう

アパートのゴミ捨てに関して、入居者のトラブルを避けるためにはルールを決める必要があります。

そもそものゴミ回収日や分別方法、捨て方、袋の種類などは自治体ごとに違うため、まずは自治体のルールを確認し、従いましょう。

自治体の決まりについて、ゴミ捨てスペースに貼って明示することもひとつの手です。

その上で、アパートの独自ルールとしてゴミ捨て可能時間や、どこに何を捨てるかを決めます。

アパートによっては24時間ゴミ捨てOKの場合もあり、そうした物件は人気を集めやすいでしょう。

一方で、悪臭などの問題に繋がりやすいためクレームにならないよう工夫する必要があります。

ゴミを捨ててはいけないタイミングや時間帯があれば、その点もきちんとルールとして周知してもらいましょう。

「この曜日の朝○時までに出す」「◯時以前には出さない」というように決めておくことで、トラブルが起きにくくなります。

また、瓶や缶、電池などは捨てるスペースをあらかじめ用意しておくことで、利用者も「これはここに捨てる」と認識しやすくなり、きれいに使われやすくなるでしょう。

賃貸物件のゴミ捨て場で起こりやすいトラブル

賃貸物件のゴミ捨て場では、せっかくルールを定めてもうまくいかないこともあるでしょう。

例えば、決まった時間以外に捨てている人がいると、ルールに則した生活をしている人にとっては不満になります。

悪臭などのトラブルは特にクレームになりやすいため、しっかり管理しなければいけません。

今一度、掲示板にゴミ捨てルールを貼ったり、各世帯にポスティングをしてルール確認をするなど、働きかけてみましょう。

また、ゴミ捨て場の衛生状況もクレームになりやすいポイントです。

生ゴミなどを捨てることもあるからこそ、ゴミ捨て場はどうしても不衛生な状態になりやすいものです。

しかしそのまま放置していると、ゴミが回収されたあとも汚れたまま……という状態になる可能性があります。

賃貸オーナーはこまめにゴミ捨て場が汚れていないかチェックし、適宜掃除を行いましょう。

自分でこまめに清掃するのが難しい賃貸オーナーは、管理会社へ依頼するという手もあります。

また、中には入居者でなく近隣住民や通行人が専用ゴミ捨て場にゴミを捨てていくケースもあります。

道路に面したゴミ捨て場に、通りがかった人がゴミを捨て、しかもルールを守っていない……となれば入居者からのクレームになるでしょう。

その際には、設備を整えて回避するのがおすすめです。

例えば人感センサー式のライトや、ダミーの防犯カメラを設置することで入居者以外が利用しにくくなりますよ。

まとめ

集合住宅では、自治体のルールに従って専用のゴミ捨て場を設置する必要があります。

スペースや費用の問題もありますので、設置の際にはどのようなタイプのゴミ捨て場がいいかよく検討しましょう。

また、ゴミ捨てトラブルを回避するためにはルール決めて周知してもらう必要がありますので、トラブルが起こりにくいルールを考えてみてください。