インカムゲインとキャピタルゲインとは？不動産投資で覚えておきたいキーワード - 滋賀・京都で賃貸マンションアパートのリノベーション・リフォームならSAWAMURA

最終更新日:2024年05月31日

インカムゲインとキャピタルゲインという言葉を聞いたことがあるでしょうか。

「耳にしたことはあるけれど、具体的にイメージできていない」「なんとなくわかるけれど、違いを説明できない」という人もいるかもしれません。

不動産投資において、必ず理解しておきたいインカムゲインとキャピタルゲインの違いや特徴を解説していきます。

• 1 インカムゲインとキャピタルゲインの違いとは？
• 2 インカムゲインとは？
• 3 キャピタルゲインとは？
• 4 不動産投資を成功へ導くため覚えておきたいこと
• 5 まとめ

インカムゲインとキャピタルゲインの違いとは？

投資に関連してよく耳にする用語である「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」。

それぞれ、投資で得られる利益のことを指しますが、どのような違いがあるのでしょうか。

株式投資においては、インカムゲインは配当金、キャピタルゲインは売買差益のことを指しています。

そして不動産投資の場合にも、それぞれに意味があります。

不動産投資においてインカムゲインは家賃収入、キャピタルゲインは不動産を購入時よりも高額で売却できたときの売買差益のことを指しています。

ここからは、インカムゲインとキャピタルゲイン、それぞれについてさらに詳しく違いを説明していきましょう。

インカムゲインとは？

インカムゲインとは、資産を保有していることによって得ることができる利益のことです。

例えば、前述のように「不動産投資における家賃収入」は、インカムゲインに含まれます。

そのほかにも、次のようなものが該当します。

◆定期預金の受取利息
◆投資信託の収益分配金
◆利付債券の受取利息

インカムゲインのメリットはなんと言っても、長きに渡る安定した収入につながることです。

その資産を保有しているあいだ、売買などを介さずに安定した収入を得ることができるでしょう。

そして、資産そのものが減っていくことはありません。

一度に大きな金額がどかっと入ってくるのではなく、少しずつ長きに渡って収入を得られることも特徴です。

不動産投資においては資産となる不動産、アパート、マンションなどに入居者がいれば、毎月必ず家賃収入を得られます。

変わらず安定した収入を得られる、インカムゲインならではのメリットを感じやすいでしょう。

家賃の場合、ある程度の金額を自分で設定できることも魅力です。

損失も比較的出にくいため、安定感にこだわりたい人におすすめです。

一方でデメリットとして、入居者が見つからなければ収入がゼロになってしまう可能性がある点には注意しましょう。

安定した収入につなげるには、空室にならないよう賃貸オーナーがきちんと管理しなければいけません。

また、安定収入を得られる一方で実際の収益を可視化しにくいという特徴もあります。

不動産経営を続ける上では、継続的に発生する費用があります。

固定資産税をはじめとした税金や、管理費、修繕費などを踏まえると具体的な収益性がわかりにくい点は理解しておきましょう。

キャピタルゲインとは？

キャピタルゲインとは、保有している資産を購入したときよりも高く売却できたときに受け取れる売買差益です。

土地や建物といった資産のほか、株式、債券、さらには宝石類や絵画などの芸術品も含まれます。

キャピタルゲインの魅力は、インカムゲインと比較したときに、一度に大きな収益が得やすいことです。

とりわけ不動産や株式となると、とても大きな利益を得られるでしょう。

一方でデメリットとして、タイミングによっては損をしてしまう点には理解が必要です。

購入したときと比べて必ず高額になるわけではありませんので、場合によっては購入時よりも安い金額で売却しなければいけなくなるかもしれません。

不動産においては、地価の下落や人口減少の影響で物件価値が下がったときに注意が必要です。

失敗すれば、利益どころか大きな損失が出ることもあるでしょう。

ハイリスクハイリターンな投資方法と言えるため、念入りな調査をしながら運用しましょう。

ちなみに資産を売却したことで発生した損失をキャピタルロスと言います。

5000万円で物件を入手したのにも関わらず、売却の際には4000万円にしかならなかったときには、1000万円のキャピタルロスが発生します。

不動産投資を成功へ導くため覚えておきたいこと

インカムゲインにおいても、キャピタルゲインにおいても、やはり大切なのは「いかにして収支をプラスへ持っていくか」ということでしょう。

そして不動産投資では、なによりも不動産物件の価値向上が大切です。

アパートやマンションといった建物は、購入後どうしても経年劣化が起きてしまいます。

時間が経つごとに建物の価値が下がり、そこに土地の価値も付与されることで、価値が大きく下がってしまう可能性もあるでしょう。

損失を抑えるためには、定期的なメンテナンスと必要に応じたリフォーム、リノベーションが欠かせません。

時代に即した、入居者ニーズに応える設備を取り入れながら入居希望者を定期的に獲得しましょう。

まとめ

インカムゲインとキャピタルゲインとは、不動産投資によって得られる利益のことです。

インカムゲインは家賃収入などの収入、キャピタルゲインは物件の売買によって得られる収入です。

どちらもメリットとデメリットがありますので、物件の価値向上を目指しながらさらなる利益の獲得を目指しましょう。