アパートローンの借り換えを成功させるには？失敗する理由とともに解説 - 滋賀・京都で賃貸マンションアパートのリノベーション・リフォームならSAWAMURA

最終更新日:2021年04月23日

アパートローンの残り金額や年数が大きい場合、今後の返済計画を立てる上で見直す必要があるかもしれません。

その際には、アパートローンの借り換えを検討してみてはいかがでしょうか。

借り換えの注意点や借り換えを成功させるためのポイントについて解説しますので、ぜひご参考ください。

• 1 アパートローン借り換えとは？
• 2 アパートローン借り換えをすることのメリット
• 3 アパートローンを借り換えるときの注意点
• 4 借り換えを成功させるポイント
• 5 まとめ

アパートローン借り換えとは？

借り換えとは、現在のアパートローンを見直し条件のよいものに変えることです。

ローン契約後、「もっと低金利の別のローンにすればよかった！」と考えたときにも、よく検討して借り換えをすれば無駄なく返済できるかもしれません。

また、条件によっては借り換えをぜひすべきタイミングもあります。

例えば、ローンを利用して建てた建物に、なんらかの理由があって住めなくなったとします。

別の建物に住まなければならない場合、空いている自宅の存在をもったいないと感じて賃貸に出すことを検討するかもしれません。

ところが、まだローンを返済しているあいだは基本的に、賃貸物件として出すことができません。

もし、こっそり賃貸物件にしたことがばれてしまったときには「残りのローンを一括で返済してください」と求められることもあります。

そうしたときの解決策として「現在の住宅ローンから不動産担保ローンへの借り換え」が挙げられます。

不動産担保ローンであれば、ローン返済中でも問題なく賃貸に出せるようになります。

アパートローン借り換えをすることのメリット

アパートローンを借り換えるメリットのひとつに、やはり金利を抑えられることが挙げられます。

金利は、支払っていく時間が長くなり、支払い金額が大きくなればなるほど単純に「損」となります。

例えば今後10年以上ローンを支払い続けなければならない、残債が多額というケースでは、借り換えを検討することで結果的に支払総額を抑えることにつながるかもしれません。

毎月の支払い額が小さくなれば、修繕や設備投資に避ける費用も大きくなるため、結果的に建物の価値を向上することになるかもしれません。

さらに、アパートローンの借り換えによって、よりよい条件の団体信用生命保険を利用できる可能性もあります。

現在のローンを組む際に契約した団体信用生命保険の内容に満足がいっていないのであれば、保険内容も含めて検討してみましょう。

アパートローンを借り換えるときの注意点

アパートローンの借り換えにあたっては、注意しなければならないこともあります。

例えば、手続きにあたって事務手数料や違約金をはじめとした費用がかかるということです。

違約金はローンの内容によっても異なりますが、大きな金額の場合もあるため事前によく確認しておきましょう。

そのほかにも印紙税、登録免許税、司法書士報酬といった費用がかかり、ときには数万円、10数万円にのぼる可能性もあります。

事前に、支払わなければならない金額について細かく計算しておくことをおすすめします。

もし、借り換え時に支払う費用が高く、かつ金利の変動もそこまで大きくないのであれば、無理にアパートローンの借り換えをしないほうがいいかもしれません。

費用面で問題なくとも、オーナーの健康状態などの理由から、新たにローンを組むことが叶いにくいケースもあります。

その際には「借り換え」にこだわるのではなく、繰上返済なども検討して、支払総額を抑える方法を検討しましょう。

現在ローンを組んでいる金融機関へ正直に話すことで、契約内容の再確認をしてもらえるかもしれません。

借り換えを成功させるポイント

スムーズな借り換えを成功させるためにも、まずはご自身の返済状況について改めてチェックしてみましょう。

現在契約しているアパートローンはもちろんのこと、これまでに契約したカーローンやクレジットカードの利用状況も確認してみてください。

上記のようなローンでこれまでに滞納した経験がある場合には、新たに組みたいローンがあっても、審査時に厳しくチェックされてしまう可能性があります。

審査の際には、土地や物件に担保としてのどのくらい価値があるかも確認します。

そのため、土地や建物の価値を事前にざっくりと調べておきましょう。

例えば建物の場合は「建物の延床面積×再調達価格×（耐用年数－経過年数）÷耐用年数」で、目安の金額を算出できます。

もちろん計算してでてきた金額がそのまま売価になるわけではありませんが、目安となる評価額を算出することでローンの残債との比較ができるはずです。

もしも物件の評価額があまり期待できないのであれば、ローンを借り換えようとしても、うまくいかないかもしれません。

また、審査の際には、家賃による収入以外もあわせて評価されます。

例えば、事業主の方が家賃収入以外に本業でそれなりに収入がある、という場合には審査も通りやすくなります。

そうした点を踏まえて、借り換えが問題なく成功しそうかどうか検討をつけておきましょう。

まとめ

アパートローンの借り換えは、うまくいけば金利を抑え総支払額を抑えることにつながります。

一方で、条件によっては新たなローンが組めないなど思うようにはうまくいかない可能性もありますので、注意しなければいけません。

事前に確認できるところは十分確認し、計画的に借り換えを検討してみてください。