
最終更新日:2021年11月26日
より多くの子どもが集まる幼稚園・保育園を開業する際は、どのような建物にするのかが重要です。オシャレなだけでは子どもは集まりません。安全性や快適性、デザイン性などを両立してこそ、多くの親御さんの目に留まり、多くの子どもが集まります。そこで今回は、良い幼稚園・保育園の建築のポイントについて詳しくご紹介します。
幼稚園・保育園を建築する際のポイント
幼稚園・保育園を建築する際は、次のポイントを押さえましょう。
最初の学校教育を施す場であることを認識する
幼稚園・保育園は、初めて学校教育を受ける場です。周りへの関心や興味が高まると共に、人と人の繋がりを学び、自立に向けて成長し始めます。ただし、幼稚園・保育園で行うのは、小学校のような勉強ではなく、遊びを通じた学びの提供です。つまり、遊びやすく、多くの人と交流しやすい環境を整えてあげる必要があります。
また、想像力が高まるデザインの遊具、探究心をくすぐる遊具など、安全性だけではなくデザイン性も重要と言えます。
安心感がある
幼稚園は、子どもだけではなく、その保護者や先生、用務員などがいる場です。まずは、子どもが遊びやすく、快適に過ごせる建築を第一に考えましょう。そのうえで、保護者が安心して預けることができる幼稚園・保育園と感じられるようにしてください。例えば、子どもたちを見ることができやすいように、遊具の位置関係に注意する、部屋の前から広場全体を見渡せるようにする方法があります。
通いやすい立地
幼稚園・保育園を建てる際は、通いやすい立地であることが大前提です。通いづらい幼稚園・保育園は、なかなか子どもが集まりません。ただし、通園バスがあれば、多少遠くても子どもは集まるでしょう。
競合との差別化も踏まえて、幼稚園・保育園を建てる場所を決めることが大切です。もちろん、子どもが多い地域ほど、ニーズが高いと言えます。ただし、すでに競合が多数存在する場合は、子どもの人数をカバーしてしまっている可能性があります。
どの地域にどの程度の子どもがいて、競合の幼稚園・保育園にはどの程度の子どもが通っているのかを確認しましょう。
通いたくなるデザイン
幼稚園・保育園は、家と同じ程度の時間を過ごす場所のため、通いたくなるデザインであることが重要です。天然木を前面に押し出した温かみのあるデザインの建物は、昔なつかしさを感じるとともに、子どもに信頼感を与えられるでしょう。
また、園内もデザイン性にこだわることで、子どもだけではなく保護者からも好評を得られるはずです。遊具に関しても、オシャレなデザインであれば、子どもたちがつい遊びたくなるでしょう。また、話題を呼ぶことで知名度が上がり、子どもが集まりやすくなる効果も期待できます。
安全性を第一に考える
ここまで、デザイン性や温かみ、過ごしやすさなどについて解説しましたが、これらは安全であることが大前提です。どれだけオシャレなデザインでも、子どもが落下したり頭をぶつけたりするリスクが高い遊具は、幼稚園・保育園に相応しくありません。また、園内が入り組んでいて人と正面衝突しやすかったり、階段が急であったりする場合も安全性が高いとは言えないでしょう。
幼稚園・保育園は、子どもに遊びを通じて学びを提供すると共に、退園まで安全を守ることが役割です。そのため、何よりもまずは安全性を考える必要があります。
体験を提供できる建築
子どもたちに、わくわくする体験をさせてあげることを考えてみてください。例えば、子ども1人がようやく通れる通路を少しだけ作り、そこを装飾すると、わくわくしながら通ってくれるでしょう。また、らせん階段も楽しい気持ちで上り下りしてくれます。もちろん、安全性が第一ではありますが、多少のわくわく感は必要と言えるでしょう。
幼稚園・保育園を建築する際の相談先
幼稚園・保育園を建築する際は、法律に沿った建物を建てるために、役所窓口へ相談することが大切です。ただし、幼稚園・保育園の建築実績が豊富な業者に相談する場合は、役所窓口への相談は必要ありません。もちろん、各種申請や認可などについては必要に応じて相談が必要ですが、建築に関しては信頼できる業者に一任すれば問題ないでしょう。
デザインや安全性などに関しては、園長や関係者と話し合って決めることが大切です。
まとめ
多くの子どもが集まる幼稚園・保育園は、コンセプトが明確です。そして、安全性とデザインを両立している遊具や建物があり、子どもや保護者の興味をかき立てます。信頼できる業者に相談して、素敵な幼稚園・保育園を作りましょう。滋賀・京都・福井の幼稚園・保育園の設計やリフォームなら株式会社澤村にお任せください。