
最終更新日:2021年12月23日
クリニックのレジ作業の負担を軽減したい、人手不足を解消したいなどの理由から、自動精算機やセルフレジ(自動釣銭機)の導入を検討している方が増えています。どちらを選ぶべきかは、クリニックの状況や希望によって異なります。ここでは、クリニックに導入する自動精算機やセルフレジの選び方、それぞれどのようなクリニックにおすすめなのかについて詳しく解説します。
自動精算機とは
自動精算機とは、精算から金銭の授受まで全自動で行う機器です。患者が自動精算機を操作して決済します。人手不足に悩んでいる、会計の待ち時間を短縮したい、非接触で決済したい、といったクリニックにおすすめです。
自動精算機でスタッフの負担が大きく軽減されると、心に余裕を持てるようになり、ホスピタリティにあふれる対応を取りやすくなるでしょう。結果的に患者の満足度が向上し、集患に繋がります。
セルフレジ(自動釣銭機)とは
セルフレジとは、レジスタッフと患者が対面した状態で、患者が機器を操作するタイプのレジのことです。お釣りの金額ミスをなくしたい、非接触の決済を導入したい、締め作業の負担を軽減したい、といったクリニックにおすすめです。
自動精算機やセルフレジ(自動釣銭機)の選び方
自動精算機やセルフレジは、次のように選びましょう。
電子カルテやレセコンとの連携機能がある
電子カルテやレセコンと連携できる自動精算機やセルフレジを導入することで、事務作業の負担を大きく軽減できます。アナログなレジのように、別でカルテに情報を入力する必要はありません。連携レベルは機器によって異なるため、事前に確認が必要です。
導入コストとメリットの釣り合いが取れている
自動精算機やセルフレジは、製品によって導入コストが大きく異なります。また、導入コスト高いからといって、必ずしもクリニックが求めている機能が搭載されているとは限りません。そのため、導入コストと機能や導入のメリットが釣り合っているかどうか確認が必要です。
自動精算機がおすすめなクリニックの特徴
自動精算機とセルフレジのどちらを導入するか決めるときは、患者の年齢層やクリニックが抱える悩みを明確化しましょう。自動精算機がおすすめなクリニックの特徴は次のとおりです。
比較的若い層の患者が多い
自動精算機は患者が1人で利用するため、ITリテラシーが十分にある比較的若い層の患者が多いクリニックにおすすめです。高齢だからといって自動精算機の操作が難しいとは限りませんが、トラブルが起きる可能性はどうしても高くなるでしょう。
不明点をスタッフに尋ねる患者が多いと、かえって混雑する恐れがあります。また、スタッフの負担も大きくなるでしょう。中には、自動精算機の使用に不安を覚え、毎回のようにスタッフに使い方を尋ねる患者もいます。
人手不足
スタッフの負担をできるだけ減らして、少人数で運営したい場合におすすめです。導入に成功すれば、レジ作業の負担を大きく軽減できます。ただし、不明点があったときの対応をするためのスタッフは必要です。
セルフレジ(自動釣銭機)がおすすめなクリニックの特徴
続いて、セルフレジがおすすめなクリニックの特徴について、詳しく見ていきましょう。
患者の年齢層が高い
患者の年齢層が高い場合は、セルフレジがおすすめです。スタッフと患者が対面した状態で患者が操作する仕組みのため、不明点があったときにすぐに質問してもらえます。また、高齢者でも利用しやすいように、わかりやすい表示になっているセルフレジがほとんどです。
最初はスタッフが使い方を教える必要があるかもしれませんが、何度も利用するうちに操作方法を覚えてもらえるでしょう。
トラブルのリスクを抑えたい
自動精算機は患者が1人で全て操作するため、不明点が生じやすい傾向にあります。何度も質問されることで負担が増大する恐れもあるでしょう。また、自動精算機を使用しなければならないことに対して怒りを感じた患者から、クレームが入る可能性もあります。このようなトラブルのリスクを抑えたいのであれば、セルフレジがおすすめです。
まとめ
自動精算機とセルフレジは、どちらも業務効率化に繋がります。その一方で、患者から質問されることでスタッフの負担が増大するリスクもあります。どちらを導入する場合も、適切に運用できるように運用ルールを定めることが大切です。また、このような便利なシステムを導入するだけではなく、患者にとって居心地が良い空間を作ることも集患に繋がります。滋賀・京都・福井でデザインにもこだわる介護施設・老人ホーム・医院クリニックの建設、建築設計、リフォームなら株式会社澤村にお任せください。